ケガが多いのはADHDが原因かも?小学生のサイン・兆候
幼児期の子どもは、程度の差こそあれ、みんなやんちゃで元気なものです。
しかし、成長して小学生になってもケガが多いのは、もしかするとADHDなどの問題が原因かもしれません。
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ケガが多いのはADHDが原因
ADHDの子どもは保護者のいいつけを聞かず、自分の欲求のおもむくまま、衝動的に行きたい所へ行ってしまう傾向があります。
ADHDの子どもは、注意力がなく、危険から身を守ることが苦手なために。ケガや事故などの危険と隣り合わせです。
また、動きがぎこちない子が多く、よく転んだり、遊具から転落することもめずらしくありません。
また、同年代の友達と上手くつきあえず、ケンカをしてケガをする子もいます。
ADHDの子ども自身も、ケガをしたくないと思いながら、衝動的な行動もやめれずに悩んでいます。親や教師などのまわりの大人はそのことを理解し、根気よく教えていきましょう。
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→ADHDの子は叱られるとキレる、暴れる?対応方法について
注意力がなくケガをしやすい【ADHDの特徴】
ADHDの子どもは、走り回ったり、暴れたして、自分の身体を危険にさらしてしまいます。
元気なのはよいことですが、深刻な大ケガをまねかないように予防策を考えなければいけません。
部屋や教室など室内で全力疾走しないように、ぶつかってからややめるのでは遅いときもあるので注意しましょう。
次のチェックリストの中で、家庭や学校、幼稚園などでの子どもの様子について、当てはまるものが多い場合はADHDへの早めの対応が必要です。
【保護者・教師向け】子どものADHDチェックリスト
・争いごとがあると、すぐに手が出る
・危険をかえりみず、あちこち歩き回る
・運動中のケガが多い
・平らな道でもよく転ぶ
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→【ADHDの子の対応】教師の役割、接し方とは?
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自分の行動をコントロールできていないのが原因
ADHDの子どもは自制する(自分をコントロールする)のが苦手です。
行動範囲が広く、注意力に欠けるため、ケガをしやすい行動パターンになりがちです。
また、ADHDの子どもは運動が苦手な子も多く、それもケガの一因になります。
例えば、なかなか自転車に上手く乗れないADHDの子もいます。
そういった特性に保護者や教師が気づかずにいると、事故やケガの原因になりかねません。
【不注意】
注意力に欠ける。
【衝動性】
危険なものにも手がでる。
【多動性】
行動範囲が広い。
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→運動やスポーツが苦手なのもADHDの身体的症状
【ADHDの対応】無理に制限せず少しずつ教えていく
走り回って危険なのは心配ですが、かといって、家に閉じ込めておけば安全なのかというと、もちろん違います。
最初は危険でも、体験して覚えていけば、自分の身体を守るすべになります。
経験をつませて、少しずつ教えていきましょう。
信号を待つこと、車道が危険なことなどは、きちんと知らなければ命に関わります。
【○】
道路への飛び出しや刃物の扱いなど、本当に危険なことはきちんと教えておく。
【×】
危険を避け、安全な環境にいさせる。
危険を察知する能力や、それを避ける力が育たず、将来に不安が残る。
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