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自己愛性人格障害は親子で遺伝するの?

親が自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)の場合、子供に遺伝するのでしょうか。

それとも、親子で遺伝することはなく、家族や親族など遺伝子とは無関係なのでしょうか。

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自己愛性人格障害が親子で遺伝するのかどうか、については様々な研究がおこなわれています。

そこで今回は、自己愛性人格障害は親子で遺伝するのかどうか、についてまとめてみたいと思います。

自己愛性人格障害と遺伝は無関係ではない

自己愛性人格障害/自己愛性パーソナリティ障害と遺伝の関係について、興味深い研究報告があります。

双子の子供のひとりが自己愛性人格障害だったケースで、もうひとりの子供も自己愛性人格障害である確率を調べてみたところ、一卵性双生児の場合では、二卵性双生児よりも5倍多いというデータがあります。

この研究結果から、自己愛性人格障害と遺伝の間には何かしらの関係がある、ということが考えられます。

親子で性格がよく似ているというケースも多く、珍しいことでないように、自己愛性人格障害の患者の家族には、同じように自己愛性人格障害の傾向がみられる場合もあるようです。

ただし、自己愛性人格障害は必ず遺伝する、とまでは言えないようです。

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自己愛性人格障害は先天的な遺伝だけが原因ではない

確かに、自己愛性人格障害と遺伝の間には、何かしらの関係があるといわれています。

ですが、遺伝だけが自己愛性人格障害発症の原因ということではないようです。

自己愛性人格障害を含め、境界性人格障害などの人格障害/パーソナリティ障害は、遺伝的な先天的なものだけで決まるわけではありません、

後天的な要素、環境や人間関係、体験、経験などの影響も大きく受けます。

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顔などの容姿は親子の間で遺伝の影響も大きいといえますが、趣味や考え方までもが遺伝するとはいえません。

あくまでも遺伝するのはパーソナリティを形成する気質や性格の一部分であって、パーソナリティ障害そのものが遺伝するというわけではないのです。

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自己愛性人格障害は親子で遺伝するの?【まとめ】

いかがでしたでしょうか。自己愛性人格障害/自己愛性パーソナリティ障害は親子で遺伝するのか、について書いてみました。

まとめてみると、「自己愛性人格障害/自己愛性パーソナリティ障害を含め、パーソナリティ障害は遺伝と無関係ではないが、必ず遺伝するということではない」ということのようです。

生まれてからのまわりの環境や家族関係、人間関係、出来事や経験など、先天的な要因と後天的な要因のどちらもが関係していると考えられています。

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