強迫性障害は治療すれば克服・完治するの？

強迫性障害は治療をすれば、症状は改善し克服へと向かいます。

逆に、病気を治療せずに放っておけば悪化しやすいものです。

「何か変だ」と思ったら、早めに病院を受診して医師や専門家に相談しましょう。

強迫性障害は、放置しておくと病状が悪化して、日常生活に大きな問題が生じてしまうことが多い病気です。

しかし、病院で適切な治療を受ければ、強迫症状は軽くなり回復する例が大半です。

ほとんど症状がない状態にまで完治して戻ることもありますし、多少症状が残っていても社会生活には問題なく、きちんと生活できるまで改善していくことが期待できます。

強迫性障害(強迫神経症)は、比較的若い年齢で発病しやすい病気です。

ですが、すぐに治療が必要な状態とはなかなか気づかれないもので、しばらくの期間は放っておくことが多くみられます。

強迫性障害(強迫神経症)の患者本人も含め、家族や周りの人が症状の様子を見ている間に、病状が悪化しがちなのも強迫性障害の特徴です。

次の表は、強迫性障害(強迫神経症)の患者の50%が、何歳までに病気を発症しているかを示した一覧表です。

この一覧表を見ると、強迫性障害の患者の半数は19歳までに発症している事が分かり、10代などの比較的若い年齢で発症する病気といえます。

・大うつ病性障害 32歳
・分離不安障害　7歳
・社会恐怖　13歳
・パニック障害 24歳
・強迫性障害 19歳

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強迫性障害の約4分の1は、14歳までに発症する。最もなりやすいのは18〜24歳。ただし中年層である40代以降の発病もある。男性の方が女性より発症年齢が若いと言われている。

強迫性障害の発症年齢と、はじめて医療機関を訪れた年齢には、およそ2〜7年間のズレがある。本人や家族だけでは対処しきれない症状になってから病院を受診するケースが多い。受診するかどうか悩んで放置してしまい、受診が遅れるとその分症状が悪化しやすい。

様子を見ている間に症状が強くなったり、強迫性障害の他にうつ病を併発したりすることがある。放っておいて治る例もあるが、放置していると症状が悪化して重症になる危険がある。早めに相談すれば回復し、改善する期待が大きい。

医療機関で医師から正しい診断を受ける。強迫性障害と診断が下されれば、薬物療法などを中心にした治療をはじめることができる。

治療を続ければ、6〜7割の強迫性障害の患者は症状が軽くなる。もともと軽症の人ほど治りやすいが、症状が重くても改善できる。あきらめずに治療に取り組むことが克服のポイント。

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強迫性障害は、早期に治療すれば回復しやすい病気です。

【強迫症状の改善率】
・明らかに改善約25%
・ある程度改善約50%
・改善しない約25%

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強迫性障害の治療は、症状の発症後、できるだけ早くから始めることが大切です。

治療の開始が早ければ、それだけで改善しやすく、完治が期待できるからです。

重い症状のために休職が必要だった人でも、早期治療によって職場復帰できるまでに治ることも多くみられます。

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