【チックの進行】幼児期のまばたきから始まることが多い
親が最初に気づくチック症状として一番多いのは、子どもの不自然なまばたきの症状です。
子どもの年齢とともに、他のチック症状が加わることもあります。
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幼児期のチック症状
チックは、幼児期からじょじょにあらわれます。
年少の子どもにあらわれやすい症状は、単純性の運動性チックです。
その中でも多いのが、まばたきなどの目の症状です。
子どもが成長して年長になるにつれ、音声チックや複雑性チックの発症も自然に消える場合がほとんどです。
チックの初診時の見込み例
チックの症状が一番激しくなるのは8〜10歳頃です。
ですから、症状が出始めた年齢によって、症状の進み方の予測がつきます。
【7歳】
症状が進む可能性があるので要観察
【10歳】
これ以上は進まないだろうと予測される
【症状】
・せきばらい
・まばたき
・首のチック
・腕のチック
運動性から音声へ進化、進行する
チックの初診症状に多いのは、単純性の運動性チックです。
目や顔面の症状だけで終わってしまうことも少なくありませんが、チック症状が一定期間以上続く場合は、顔面から首、肩、手足へと全身にひろがっていきます。
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また、運動性チックの広がりとともに、音声チックが加わることもあります。
チック症状のピークの年齢は8〜10歳頃
子どもの年齢によってあらわれやすい症状があるのは、チックの特徴です。
単純性チックは年少時からみられますが、複雑性チックは年長になってから加わる例が大半です。
もっともチック症状が激しくなるのは8〜10歳頃とされています。
ピークの時期を過ぎれば、それ以上チック症状がひどくならずに自然に消えていくことが予想されます。
全身性チックは短期間でおさまる
チック症状がもっとも強くなる時期には、全身が同時に動く複雑性の全身性チックが起きてくる場合があります。
全身性チックは、症状の動きや声が大きく、家族の不安も増しますが、この状態はそれほど長い期間は続きません。
生活に支障があれば、服薬で症状を抑えながらやりすごすのもよいでしょう。
チックの一般的な経過
チック症の大半は、顔面の運動性チックで始まります。
音声チックで始まった場合、複雑性への進展が比較的早くなる傾向があります。
一般的には、単純性チックから複雑性チックへと症状が進行していくケースが多くみられます。
音性チック
・せきばらい
・「アッアッ」という叫び声
・言葉が出る
・汚言
運動性チック
・顔面
・首
・肩
・上肢
・体幹
・下肢
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