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複雑性のチックは症状の種類が多く、チックと気づかないものも

子どもの複雑性のチックは症状が多彩で、チックと気づかないこともあります。

とくにトゥレット症候群で社会的に受け入れがたい発言や行動をくり返してしまう場合は、誤解をまねきがちです。

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複雑性はチックに見えない

いくつかの動きが同時に起こったり、意味のあるお賭場をくり返したりする複雑性のチックは、何か意思を持った言動のようにみえるため、チックとは気づかれにくいことがあります。

ほかの単純性チックと同様、複雑性チックも本人がやろうと思っている言動ではありません。

しかし、言動のほかにはとくに変わったことがないnode
、「本人が意識的にやっているのでは」「嫌がらせかも」と周囲はますます誤解してしまいます。

「チック」という言葉が指し示す症状は様々な種類があります。

親が気になる子どもの言動が本当にチックの一種なのか、確認が必要です。

チック症状の例

次のような言動は、チックとは分かりにくいものの例です。

また、これらの症状は、医師によってはチックに入れないことがあります。

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【チック症状の例】

・髪を抜く
・口の中をかむ
・作り笑い
・自傷行為
・こだわり
・かさぶたはがし
・何でもにおいをかぐ
・暴言を言う「しね」
・相手の言った語尾をくり返す「これ、こわした?」「こわした、こわした」

怒り発作のトゥレット症候群

子どものチックのひとつ、トゥレット症候群に伴いやすい行動上の問題のひとつに「怒り発作」があります。

怒り発作とは、ささいなことに対してひどく腹を立て、コントロールできなくなってしまう状態です。

まわりの人にとってみれば「怒りすぎ」と感じるような言動です。

暴言を吐いたり、ものに当たったりするだけでなく、暴力に結びついてしまうことがあります。

子どもの場合、暴力にまで至ることは少なくても、急にイライラした様子がみられることがあります。

これもトゥレット症候群の特徴のひとつと、とらえておくとよいでしょう。

合併症の併発があるとチックが見分けにくい

ADHDや強迫性障害などの合併症がある場合、より複雑な症状があらわれやすく、チックかどうかの判断がつきにくくなることがあります。

爪をかむ行為など、癖なのかどうか判別しにくい言動もあり、複雑な症状は見分け方が難しいのです。

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