自己愛性人格障害を自分で治す、克服する方法は?
自己愛性人格障害を自分で治すためには、誰かがなんとかしてくれるという気持ちではなく、自分自身で克服するという姿勢が大切です。
今回は、自分で自己愛性人格障害を治すためのポイントや克服するために心がけたいことについて書いてみたいと思います。
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障害に向き合うことができるのは自分だけ
自己愛性人格障害の患者さんが障害を治したいと思ったとき、大切なのは自分自身で問題と向き合うことです。
ですが、多くの場合、自己愛性人格障害の患者さんは自分自身は悪くない、という気持ちが強く、問題の責任を親や家族などまわりの人にせいにしがちです。
そのため、自己愛性人格障害の人は自分自身とちゃんと向き合うことが難しくなってしまいます。
自己愛性人格障害を自分で治す、克服する、と願うのであれば、何よりも重要なことは、私の人生は私のもの、自分に向き合うことができるのは自分だけ、という強い気持ちが大切なのです。
医師が治してくれるわけではない
自己愛性人格障害の治療を考えたとき、患者さんが「医師が障害を治してくれる」と過剰な期待と持ってしまいがちです。
しかし、自己愛性人格障害の問題を解決するのは自分自身であるということを忘れないようにしましょう。
医師やカウンセラーはあくまでも治療のサポート役であり、自己愛性人格障害を克服していくのは患者さん自身です。
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親のせい、責任だと責めても仕方がない
自己愛性人格障害の患者さんが「私が斯うなってしまった原因は親の育て方のせい」と親や家族に責任を押しつけ、責めるケースも少なくありません。
確かに、自己愛性人格障害と親子関係、家族関係は無関係ではありませんが、誰かのせいにしてたところで治療が進むわけではありません。
また、親を責める患者さんの主張は、ある意味で「私は悪くない」「守って欲しい」「受け入れて欲しい」という気持ちの表れでもあります。
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自己愛性人格障害を自分で治すためのポイント
自己愛性人格障害の人が自分で治す、克服しようとするときに心がけておきたいポイントがあります。
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①相手の気持ちを意識する
②どうせ私なんか、、、と落ち込まない
③素直に相手に聞いてみる
④すぐに怒らずに冷静でいること
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性格テストの活用は難しい
自分自身の性格や傾向を客観的に知る方法のひとつに性格テストがあります。
性格テストは、いくつかの質問事項に答えることで自分の性格や考え方のタイプを知ることができるものですが、自分一人で活用するのは少々難しい点もあります。
検査結果の解釈は複雑で、また自分一人で解釈するできるような性格検査では、意識的に操作できる部分が大きいので、新しい気づきも得にくいことが多く見られます。
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インターネット上の情報をうのみにしない
現在はIT技術の進歩、インターネットの広がりもあり、簡単にwebで検索することができ、多くの情報にアクセスすることが可能です。
自己愛性人格障害についてもたくさんの情報がネット上に出回っています。
ですが、そのすべての情報が正しいとは言えませんし、その方法が自分にも当てはまる確証もありません。
ネット上の情報は参考情報のひとつ、というくらいに理解した方がよいでしょう。
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