国によってADHDの治療方法が違う?日本、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパなど
ADHDの治療について、日本と世界の諸外国、アメリカやオーストラリアでは、どのような違いがあるのでしょうか。
日本でのADHDの治療方法とは?
ADHDにはさまざまな治療法があります。
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日本でのADHDの治療は、様々な治療法の中から、いくつの治療を組み合わせて行っていくことが一般的です。
医師の考え方や患者さんや家族の希望によって異なりますが、日本では、まず子どもへのコミュニケーション対応を変え、生活環境を調整して、ADHD症状の改善をはかることが第一です。
それでも改善しない場合には、薬を飲む薬物療法もおこないながら、対応や環境の変更も並行して、ADHD治療の経過の様子をみていきます。
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アメリカやオーストラリアでのADHDの治療は、薬物療法が多い
一方、アメリカやオーストラリア、南アフリカなどでは、ADHDの薬物療法が日本に比べると頻繁におこなわれています。
国によっては「リタリン」が政府の認可を受けていて、保険適用の対象となっています。
リタリン以外にも、他の薬も組み合わせて使い、薬物療法によりADHD症状の抑制に大きな期待をかけています。
ただし、それらの国では、ADHDの薬物療法があまりに多くなりすぎてしまい、それが本当に正しいのか、効果があるのか、是非を問う議論も起きています。
ADHDの薬物療法に積極的でない国や地域もある
ヨーロッパの国々では、アメリカと正反対に、ADHDの薬物療法に慎重になっている国が多くみられます。
それらの国々では、ADHDの治療に使用する薬の副作用や、長期使用による弊害を憂慮して、薬の使用を控えています。
【まとめ】世界の国におけるADHDの薬物療法
このように、ADHDの治療については、国や人によってさまざまな考え方があります。
誰かひとりのADHDの人に有効な治療方法であっても、他の人には効果がない場合もあります。
ひとつひとつの情報に惑わされず、自分たちの受けている治療を理解して、信じて受けるようにしていきましょう。
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