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キレやすい、落ち着きがない、ADHDは病気なの?

近年、AD/HDという言葉をよく耳にするようになってきています。

教育現場での子どものADHDだけでなく、大人のADHDについての話題も増えてきていますが、ADHDは病気なのでしょうか。

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キレやすい、落ち着きがないのもADHDの主な症状

AD/HDという名前は、キレやすい子どもが問題となる中でよく報道され、今では広く一般に知られるようになっていきています。

そのためか、「落ち着きがない」ことを理由に病院を受診する子どもの数は、年々増加しています。

ADHDは、心の病気ではなく発達障害

子どもは誰でも落ち着きがないものです。

しかし、何度注意しても言うことを聞かず、まわりの子とトラブルを起こす場合は、AD/HD(注意欠陥/多動性障害)が疑われます。

ADHDは、脳の機能不全によって起こる発達障害のひとつです。

ADHDは、保護者の愛情不足や環境が原因で起こる心の病気ではありません。

障害のあらわれ方は「不注意」「多動性」「衝動性」の3つの症状があります。

人によって症状は異なり、不注意が強かったり、多動性が強いなど様々です。

ADHDの障害の症状のあらわれ方は3通り

AD/HDとは、attention-deficit/hyperactivity-disorderの略で、日本語では「注意欠陥/多動性障害」という意味に訳されています。

落ち着きがなく、衝動的で、生活に支障をきたしている状態のAD/HDには、3つの特徴があります。

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この3つの症状に当てはまることがある場合は、子どもはADHDの症状があるといえます。

場合によっては、医師の診断を受ける必要が出てきます。

●不注意

細かいことに注意力が働かない。
集中力も途切れがちで、課題を順を追ってこなすことができない。
好きなことには集中できる。

●衝動性

よく考えずに、行動しているように見える。
順番待ちができない。
新しいものを目にするとすぐに手を出す。

●多動性

静かにしていればいけないときに、身体を動かし、ひとりでしゃべりだす。
静止を振り切って走り回る。

ADHDは発達障害のひとつ

心のトラブルには「心の病気」「発達障害」「心身症」など、さまざまな呼び方があります。

実態が分からないまま、言葉だけを聞くと不安が増すばかりです。

それぞれの言葉の意味を知っておきましょう。

【心の病気】

勉強・仕事のストレスや人間関係の問題によって、強い不安や恐怖を抱き、生活に支障をきたしている状態です。

・うつ病
・統合失調症など

【発達障害】

発達障害とは、なんらかの原因によって、子どもが年齢相応の身体や精神の発達をできない状態です。
心身の障害が一生持続し、生活に支障をきたします。
周囲からサポートを受ける必要があります。

【軽度発達障害】
発達障害のうち、知的障害の程度が低く、適切な対応をとることによって改善する可能性があるものです。

・AD/HD
・自閉症など

【症状】

病気や障害によって生じる、心身の異常。
発熱や腹痛、吐き気など。
ストレスや不安によって身体に異常が起きることを「心身症」といいます。

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