女性は自律神経失調症になりやすい人?多い原因や危険ゾーンは?
自律神経失調症は、男性よりも女性の方がなりやすい、といわれていますが、本当なのでしょうか。
自律神経失調症になりやすい人や性格、どんな原因が多いのか、注意が必要な時期や年齢はどうなっているのでしょうか。
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女性の方が男性よりも自律神経失調症になりやすい?
女性の身体は男性と違い、初潮、月経(生理)、妊娠、出産など、女性ホルモンの影響を大き受けています。
この女性ホルモンの分泌バランスを調整しているのは、脳の「視床下部」というところです。
この視床下部は、女性ホルモンの分泌だけでなく、自律神経の働きをコントロールする機関でもあるため、自律神経は女性ホルモンの影響を受けやすいのです。
とくに、女性ホルモンのバランスに変化がおきる時期や年齢では、自律神経も影響を受けやすく、バランスが乱れやすいため、女性は自律神経失調症になりやすいのです。
自律神経失調症になりやすい年齢や時期は?
自律神経のバランスが乱れやすい年齢や時期は、女性であれば誰でも経験するものです。
「私は大丈夫」と思っていても、気づかないうちにストレスがたまっていて自律神経失調症になってしまうこともあるので注意しましょう。
自律神経失調症に特に注意が必要なのは、女性ホルモンのバランスが変化するときです。
例えば、
①初潮がはじまる思春期
②妊娠、出産をする20歳から30歳代
③閉経をむかえる更年期
④子宮や卵巣の病気での手術後
などは、特に気をつけましょう。
ストレスがたまると自律神経失調症に?
また、女性ホルモンの影響だけでなく、心理滴なストレスが原因となって自律神経失調症になるケースも少なくありません。
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女性をとりまく社会環境や体質、心体が受けるストレスや刺激に影響されて、自律神経のバランスが乱れてしまうのです。
仕事をしている女性、家庭を持つ女性、仕事と家庭を両立する女性など、あらゆるシチュエーションでストレスはやってきます。
自律神経のバランスが乱れやすい時期
女性は、女性ホルモンの変動もあり、自律神経のバランスが乱れやすいため、より注意が必要です。
特に、次のような場合は、普段より一層、自律神経失調症について気をつけるようにしてください。
①月経不順(生理不順)
②ストレスをためやすい
③家庭や家族のことでストレスをかかえている
④言葉でのコミュニケーションを重視する
⑤出産前後
⑥授乳期
⑦仕事と家事で時間に追われて忙しい
⑧更年期 など
女性が注意したいストレスの数々
女性は男性と比べるとストレスとなる要因がたくさんあると考えられます。
ストレスの要因はどこにでもあるのですが、うまく発散できないとイライラしやすくなったり、悶々としてしまったり、自律神経失調症など心の病気のリスクが高くなってしまいます。
心身ともにリラックスできるように、ゆとりのある時間を少しでもつくり、上手にストレス発散しましょう。
【働く女性に多い心理的ストレス】
・上司や仕事に対する不満
・職場での人間関係のストレス
・オーバーワークや疲労
・テクノストレス
【家庭を持つ女性に多いストレス】
・家事や子育てに夫が協力しない
・家計など経済的な心配
・子供の将来や教育の悩み
・姑などとの人間関係
・夫への不信感 など
【仕事と家事の両立】
・家事、育児に疲れる
・時間に追われる
・自分の時間がない など
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