コーチングやカウンセリングでは、クライアントに対して上手く質問することができる「質問力」が大切です。
同じように、子どもとのコミュニケーションにおいても、上手な質問ができることは、子育てにも役立ちますし、子どもの可能性を拡げることにもつながります。
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今回は、質問力を高めるために大切な2つのことについてお伝えします。
質問力を高めるために大切な2つのこと
もっと上手に質問できるようになりたい・・・
どうすれば質問スキルが上達するのでしょうか・・・
いい聞き方が思いつかなくて・・・
という相談がどんどん増えているように感じます。
それだけ「質問」の大切さに気づいている人が増えているということですね。
早速ですが、質問は大きく分けると2つに分かれます。
その2種類の質問方法についてみていきましょう。
クローズドクエッションとは
質問の種類のひとつ目はクローズドクエッションです。
クローズドクエッションとは、その名の通り「閉ざされた質問」のことです。
なるほど、閉ざされた質問ね、と何となく分かるような気がしますが、一体、何が、どのように、閉ざされているのでしょうか?
少し詳しくみてみましょう。
クローズドクエッションは、答える側の答えが「Yes/No」と限定されるような質問の仕方になります。
固い言葉で言うなら、
「はい、そうです。」
「いいえ、違います。」
という答えの形ですね。
例えば「あなたの趣味はテニスですか?」という質問は、典型的なクローズドクエッションです。
この質問に対して、訊かれた方は、「はい」か「いいえ」の二択で答えることになりますよね。
なので、質問に対する答えが、「Yes/NO」というように狭く限定的な形になる、という特徴があります。
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クローズドクエッションは、質問する側が知りたいことを早く知ることができる、というメリットがあります。
さっきの例だと「テニスが趣味なのかどうか」をすぐに知ることができますよね。
ただし、会話がひろがりにくく、あまり発展しません。
「あなたの趣味はテニスですか?」
「いいえ、違います。」
会話終了・・・。
となってしまいそうですね(笑)
オープンクエッションとは
もうひとつの質問の仕方は、オープンクエッションと呼びます。。
オープン、クローズドの反対ということですね。
クローズドクエッションが「閉ざされた質問」だったのに対して、オープンクエッションは「開かれた質問」となります。
つまり、質問された側が自由に答える、好きなように話をする、となる特徴があります。
例えば「あなたの趣味は何ですか?」というのは、オープンクエッションの分かりやすい形ですね。
この質問に対して、質問された側は「自分の趣味」について自由に答えることになります。
「私の趣味はテニスで、中学校の頃からずっとやっています。昔は・・・」とか
「そうですね。趣味っていうほどではないけど、最近フィットネスジムに通い始めたんですけどね・・・」とか
「実はこれといった趣味がなくて困ってるんですよ。何かオススメなの、知ってます?」とか
かなり自由に答えることができるのです。
そういう意味でオープンクエッションは「開かれている」わけですね。
このように、オープンクエッションは会話が広がりやすいメリットがあります。
ただし、ときには話がどんどん展開していって、最初の話って何だったっけ?ということになってしまうこともあります(笑)
まとめ
質問には2種類ある。
・クローズドクエッション=閉ざされた質問
・オープンクエッション=開かれた質問
それぞれのメリット・デメリットがあるので、シチュエーションに応じて使い分けることで、コミュニケーションがもっと良くなっていくことでしょう。
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