もう限界!強迫性障害の家族が辛いと感じる時は逃げるのもあり?
強迫性障害の患者が家族に乱暴行為をする例もあります。
なかには、乱暴行為がエスカレートして家族に対して暴力がふるわれる場合もあります。
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そういった場合、もう限界!逃げたい!と家族が感じることもあります。
家族の安全を確保して対応を工夫する
強迫性障害に苦しむ患者本人が、心ならずも家族に対して暴力・乱暴行為をしてしまうことがあります。
「家族が強迫行為を無理に止めようとする」「巻き込み行為に応じない」など、家族の対応が本人を刺激し、ときに暴力に結びついてしまうことがあるのです。
限界、辛いと感じた時は逃げるのもあり?
乱暴行為をおさえようと本人の要求をすべて受け入れてしまうと、巻き込み行為の要求がエスカレートして、強迫性障害の病状が悪化してしまいます。
暴力や乱暴があまりにもひどくなると、家族にとっても辛い状況ですし、そういった状態が続くと「限界だ!」と感じることにもなります。
家族が治療者と相談しながら折り合いのつけ方を試行錯誤することで、乱暴行為が減って病状の改善につながります。
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暴力、乱暴行為は巻き込み型の強迫性障害に多い
家族を巻き込む強迫症状があり、本人が望むような対応が得られないときに、暴力・乱暴行為がみられることがあります。
巻き込みに応じない家族に対して、強迫性障害の患者が家族に対して暴言を吐く、暴力をふるうなどの行為に発展してしまいます。
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【暴力・乱暴行為が起こりやすい状況】
・巻き込みの要求に応じない
・強迫行為を無理に止めようとする
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【家族に対する暴力・DV】
強迫性障害の子供が親に暴力や乱暴行為をすることが多い。患者本人は乱暴する反面、精神的には親に過度に依存している場合もある。
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【本人の言いなりになると病状が悪化しがち】
暴力をふるわれたり、乱暴行為があると、家族は本人の要求に応じてしまいがちです。本人の要求に応じると一時的な平穏は得られますが、家族への要求がエスカレートして、強迫性障害が悪化してしまいます。
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DV・暴力の強迫性障害の家族は逃げる対応も
強迫性障害の患者本人が家族に対して暴力をふるう場合には、まずは一時避難をして、家族の安全を確保することが必要です。
本人が精神的な乱れた興奮状態がおさまり、心の落ち着きを取り戻し始めたところで、家族同士で話し合いを始めるとよいでしょう。
強迫性障害の治療は家族の支えが大切ですが、場合によっては一時的に逃げる方がよいときもあるのです。
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①家族の安全確保を最優先
身の危険を感じるような乱暴行為がある場合、まずは物理的な距離を置いて、本人も家族もお互いに冷静になることが必要です。
必要ならば、強迫性障害の本人にためらうことなく逃げましょう。
家庭状況によって逃げられないときには、警察に連絡をとって介入してもらう手段をとる例もあります。
②コミュニケーションの再開
強迫性障害の患者本人が心の落ち着きを取り戻したところで、コミュニケーションを再開します。
家族の接し方としては、本人が病気で苦しんでいる大変さにあらためて共感した上で、「乱暴行為がおそろしいこと」「暴力が怖いこと」「本人の言いなりになって病状を悪くしたくはないこと」を少しずつ伝えていきます。
③折り合いの付け方を工夫する
家族が本人の要求を応じ続け、受け入れ続けてしまうと、強迫性障害の病状が悪化してしまい、暴力や乱暴行為によって家族関係が破壊されるかもしれない危険を共通認識にします。
そして、DV・暴力・乱暴行為が起こりがちな状況での対処法を、医師など治療者をまじえて家族で話し合い、試行錯誤しながら対応を変更していきましょう。
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