脅しなの?自傷行為・リストカットをする理由
多くはありませんが、リストカットなどの自傷行為をタテに自分の欲求や要求を通そうとすることがあります。
こうした「脅し」のは、きちんと理由を説明した上で、きっぱりと断りましょう。
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できることはして、できないことは断る、というきちんとした姿勢が大切です。
ただの「拒否」ではなく「断り」を
自分の要求を通すための自傷行為、リストカットをタテにした脅しは、周囲の人はきっぱりと断らなくてはなりません。
ただし、ただ拒否するだけではなく、その理由はしっかりと伝えて断ることが大切です。
最初は動揺してきちんと伝えられなかったり、対応に失敗するかもしれません。
しかし、繰り返し、論理を変えずに対応することで、次第に本人にも伝わるようになります。
脅しの自傷行為、リストカットへの対応は?
自傷行為(リストカット)を切り札にするのは、裏返すと、その行為以外の方法で人に働きかける方法を本人がわからないことを物語っています。
脅しをなくすためには、日頃から本人とのふれあいを保ち、できることには積極的に協力する必要があります。
本人が自傷行為(リストカット)に安易に頼らずに、人とのコミュニケーションがとれるようになると、脅しもなくなっていきます。
本人と周囲の人との全体的な関わりが脅しをなくしていくのです。
袋小路を招く”脅し”の自傷行為・リストカット
「言うことを聞かないとリストカットをする」と言われたとき、ただ応じても、かたくなに断っても対応する人は追いつめられます。
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本人の訴えは「自分の言うことを聞いてくれないと困る!」というものが多いのです。
こういった「脅し」の自傷行為・リストカットを受け入れてしまうと・・・
責任を認めてしまうことに
自傷行為・リストカットによる脅しを受け入れることは、本人の代わりに責任を引き受けてることになってしまいます。
また、自傷行為・リストカットの同じ行動パターンを繰り返させる可能性も高くなります。
リストカットをすることの責任を負わされる
本人の脅しを受け入れてしまうと、「あなたが言うことを聞いてくれないから切った」と言われ、結果的にリストカットの責任を負わされてしまいます。
十分な対応がとれない
脅しを受け入れる関係ができてしまうと、受け入れなければ本人が責任ある行動をとることを妨げ、拒否すれば本人との距離がおのずと開きます。
問題解決が遠のく
適切な関わりあいができず、問題は解決されません。
理由を伝え、きっぱりと断る
周囲の人は、本人の要求に応えられない理由を伝え、きっぱりと断りましょう。
ただし「あなたのためにならない」というだけでは、本人には納得のいく理由にはなりません。
理性的に、論理的に話してください。
自分の行動は自分の責任で決めるべき
自分の行動を、人の制にして決めるのは正しくないと伝えます。
自分の行動で人をコントロールすることはできない
お互いが自分の行動の責任を取るのが正しい人間関係です。
自分の行動を条件にして、人に何かを頼むのは亜違いであると伝えます。
それ以外のことはお互いの責任内で協力する
日常生活で協力したり助け合ったりすることは、適切に人と関わる練習となります。
急がば回れで、こうした積み重ねを減らします。
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