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やる気がない、何もしたくない、それって統合失調症の陰性症状の特徴かも!?

統合失調症の陰性症状でよくみられるのが「やる気がなくなる」「元気がなくなる」「家に引きこもってしまう」といった症状です。

統合失調症の病気を発症すると、次第に心のエネルギーが低下して、身体を動かして活動するのがめんどくさい気持ちになってしまいます。

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社会的引きこもりと統合失調症の鑑別が必要

やる気がない、何もしたくない、という気持ちになり、世の中で起きていることに興味が薄れてきて、表情が乏しくなります。

学校や仕事といった社会活動を行うことが難しくなり、不登校や欠勤することが増えていきます。

友人や同僚、上司など、自分を取り巻く人々との接触を避けるようになり、やがて引きこもってしまいます。

近年は、社会状況の変化により「社会的引きこもり」の若者も増えてきました。

引きこもっている人すべてが統合失調症というわけではありませんが、不眠症などの睡眠障害、過食症や拒食症など食欲の異常、奇異な行動、会話の障害、これまでの生活とのギャップなどから、統合失調症の病気になっているかどうか調べていく必要があります。

思考がまとまらない、会話にまとまりがない、のも統合失調症の特徴

統合失調症では、「思考がまとまらない」「会話にまとまりがない」といった症状がみられることがあります。

あれこれと考えている途中で急に思考が停止してしまったり、逆にいろいろな考えが次々と脈絡なく浮かんでくるため、こういった症状が現れます。

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思考の道筋がズレてしまうために、まとまった考え方をすることが困難なのです。

論理的思考ができない、話のつじつまがあわない、一貫性がない、などの特徴も

統合失調症の会話は、論理的思考に欠けていて、話しているとつじつまが合わない感じがしたり、ちぐはぐな印象を与えることも珍しくありません。

また、悲しいことや恐ろしいことを話しながら、場にそぐわない表情を浮かべていることもあります。

頭の中に次々と浮かんでくる考えをコントロールすることは本人にも困難なことなのです。

その反対に、突如として思考が停止すると、プツリと会話が途切れてしまいますが、それも本人の意図するものとは限りません。

思考が突然止まってしまったり、別の考えが入ってきたりして、考えや会話にまとまりがなくなります。

考えがまとまらない
会話にまとまりがない

考えている途中で急に思考が途切れてしまう
いろいろな考えが次々と脈絡なく浮かんでくる

論理的な会話ができなくなる
話のつじつまが合わない
ちぐはぐな印象を与える
突然ぷつりと会話が途切れてしまう

まとめ

・統合失調症では
「元気がなくなる」
「やる気が出ない」
「何もしたくない」
「抑うつ状態」
「引きこもってしまう」
といった陰性症状がみられる。

・心のエネルギーが低下して、活動するのがめんどくさくなっている状態

・様々ことへの興味が薄れ、表情がなくなっていく

・欠席、不登校、欠勤が増え、ひきこもることも

他にも統合失調症は次のよう症状が特徴といえる。
「思考がまとまらない」
「会話にまとまりがない」
「一貫性がない」
「論理的思考が苦手」
「話のつじつまがあわない」

◆この記事は、東邦大学医学部精神神経医学講座主任教授、東邦大学医療センター大森病院メンタルヘルスセンター長である水野雅文先生執筆・監修の「ササっと分かる統合失調症(講談社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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