社会不安障害は治療すれば完治する?あがり症は克服できるの?

人の性格は病院で治療できませんが、それが心の病気であれば様々な治療が可能になってきます。

極度のあがり症である社会不安障害は心の病気です。正しい治療をおこなうことで、症状も改善し、完治・克服を目指すことができます。

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逃げていては問題は解決されない

人前に出ると顔が真っ赤になったり、頭の中が真っ白になってしまう、といった極度のあがり症は、ひと昔前は「本人の性格の問題」と考えられていました。

それが現在では、社会不安障害という病気として認識されるようになってきているいます。その背景には「治療すれば症状が改善される」ということも関係しています。

人と話すのが苦手だからといって人間関係を避けたり、あがり症だからといって苦手な状況から逃げてばかりでは、根本的な問題解決にはつながりません。

スピーチ恐怖、電話恐怖など、強いストレスを感じる苦手なシチュエーションがわかっている方が対処しやすいですので、我慢せずに病院で治療を受けて、ストレスから解放されましょう。

治療方針は医師と相談して決めていく

社会不安障害の治療をはじめるにあたっては、「どんな病気なのか」と知ることから始まります。

まtが、不安や恐怖を感じる原因となる何か嫌な経験が過去にあったか、具体的にどんな状況が苦手なのか、どんな身体症状がでるのか、など、医師と本人との間で十分に情報交換する必要があります。

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社会不安障害の治療方針は、それぞれの患者の状態や症状によって異なります。医師と相談して、その人その人にあった適切な治療を行っていきます。

社会不安障害の治療方法は?

社会不安障害の治療は、薬を用いた薬物治療と精神療法が行われるのが一般的です。

よく処方される薬は、SSRIという薬で、バランスが乱れている脳内物質を調整し、不安や恐怖などの感情を軽減する効果があります。

精神療法では「認知行動療法」が行われます。社会不安障害の人は、物事を必要以上に悪く考えたり、ネガティブにとらえてしまう認知の歪みがあるので、その誤った認知を修正し、物事の捉え方を変化させていきます。

このような薬物治療、認知行動療法など、適切な治療方法をおこなうことで、社会不安障害の症状も改善し、完治・克服への道が開けるのです。

完治克服を目指す|社会不安障害の治療の流れ

日常生活に支障が出るほどの極度のあがり症「社会不安障害」の治療は、まず最初に自分が病気であることを認識し、病院を受診することからスタートします。医療期間で正しい治療を受けることで、長年の悩みやストレスを解放することが可能です。

【完治克服への流れ】
不安やストレスが原因で日常生活に支障が出る

病院を受診、医師に相談する

治療スタート
(薬物療法・認知行動療法・セルフケア)

SSRIや抗不安薬による薬物治療が社会不安障害の治療の基本です。また、認知行動療法などによってマイナス思考やネガティブな物の見方を変えていきます。

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