【社会不安障害の合併症】パニック障害の併発も多い(あがり症)
社会不安障害(極度のあがり症)は併発、合併が多く、パニック障害との併発も多いといわれています。
パニック障害を合併した場合、外に出ることができなくなり、引きこもりやニート状態になってしまうこともあります。
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社会不安障害とパニック障害の併発/合併症
社会不安障害と合併しやすい病気の中で一番多いのはうつ病ですが、次の多いのが「パニック障害」です。
パニック障害は、理由なく、動悸、めまい、呼吸困難、吐き気、手足の震えなど、様々なパニック発作の症状があらわれる病気です。
発作は本人にとっては「気を失うのではないか」「死ぬかもしれない」と感じるほどつらく、激しい症状で、強い不安や恐怖を感じます。
しかし、身体検査をしても何も異常がなく、パニック発作の原因は「心の不安やストレス」です。社会不安障害でも、心理的な不安や恐怖、精神的ストレスが根底にあり、そのためパニック障害を併発しやすいのです。
パニック障害の併発でひきこもりやニートになることも
パニック障害では、身体に異常がないのにもかかわらず、発作をおこしてしまうので、まわりの人になかなか理解してもらえず、「大騒ぎする人」「変な人」と思われてしまうこともあります。
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そうしたこともあり、パニック障害の人は、人前で発作を起こすことに不安や恐れを感じ、対人コミュニケーションが必要になる状況を避けるようになることも少なくありません。
例えば、学校や会社で人と会話をするのがストレスだったり、電車やバスなど交通機関に乗れなくなったりと、パニック発作が原因で外出を避けるようになってしまいます。
その結果、家や自分の部屋に閉じこもりがちになり、引きこもりやニートになってしまうケースもあります。
パニック障害の症状について
パニック障害の症状には、次の3つの特徴があります。
①パニック発作
「予期しない発作=パニック発作」がパニック障害の主な特徴。例えば、電車に乗っているときに、いきなりパニック発作が起きてしまうなど。ただし、閉所恐怖症の人が閉所で起こすパイック状態は予期されるものなので、パニック障害とは異なる。
②予期不安
予期不安は、パニック発作を繰り返すうちに、発作がおきていないときでも「また発作がおきるのではないか」と考えてしまい、不安を感じること。予期不安が原因となり、通常の社会生活に支障が出てくるようになる。
③広場恐怖
パニック障害の多くは、発作が起きたときに困るような場所を避けるようになる。例えば、電車や
パニック障害ぼ治療方法は?
パニック障害の治療では、発作が起きないようにするためには、抗鬱薬や抗不安薬などによる薬物治療が有効。精神療法的アプローチとしては認知療法が効果的。
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