【あがり症の克服】SST(ソーシャルスキルトレーニング)でコミュニケーションスキルを身につける

極度のあがり症(社会不安障害)を克服する方法として、SSTが有効といわれています。SSTとは「ソーシャルスキルトレーニング」の意味で、日本語でで「社会生活技能訓練」とも呼びます、

SST(ソーシャルスキルトレーニング)を通してコミュニケーション能力を身につけ、対人不安を克服するためのスキルを習得していきます。

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人間関係の悩みを解決するSST

極度のあがり症「社会不安障害」のうち、とくに対人関係、人間関係において不安や緊張が強いケース、コミュニケーションが苦手な人におすすめな方法が「SSR(ソーシャルスキルトレーニング)」です。

SST(ソーシャルスキルトレーニング)は、対人コミュニケーションのスキル、人間関係を円滑にするためのスキルや社交術を身につけるための技法です。SSTによるトレーニングを通して、様々な状況や場面、シチュエーションでうまく適応できるようになっていきます。

SST(ソーシャルスキルトレーニング)は、人間関係が苦手な子供たちの支援から、精神科や心療内科でのリハビリテーションにまで、幅広く活用されている技法です。

医師、臨床心理士(カウンセラー)などの専門家の指導のもと、モデリングやロールプレイ等のトレーニング方法を通して、実際の状況でソーシャルスキルを使えるように習得していきます。

SST(ソーシャルスキルトレーニング)の方法について

SST(ソーシャルスキルトレーニング)の方法について、コミュニケーション能力を身につけていくためには、具体的な状況を想定してイメージトレーニングを行い、実際の場面に臨んでいきます。

①モデリング
②ロールプレイ
③実際の場面での訓練

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①モデリング

SST(ソーシャルスキルトレーニング)では、医師や臨床心理士などの専門家を指導者として、数人のグループでトレーニングを行うのが一般的。まず、指導者がコミュニケーションスキルの見本を見せる。言葉の使い方、姿勢、態度、表情、視線などを観察し、それをモデルとして真似をする「モデリング」を行い、自分へと取り入れていく。

②ロールプレイ

ロールプレイとは、様々な場面での役割を演じて、コミュニケーションの練習をすることで、リハーサルともいえる方法。苦手で緊張してしまう状況や怖いと感じる場面を想定して、指導者がお手本として見せたコミュニケーション方法を実践してみる。頭よりも身体を使ってコミュニケーション方法を覚えていくことで、緊張や不安が軽減されていく。ロールプレイでどこまでできていたか、指導者がチェックし、良かった点や修正点を伝える「フィードバック」も重要。

③実際の場面での訓練

ロールプレイで行ったことを、日常生活の中での実際の状況で試してみる。会議での発言、冠婚葬祭での挨拶、外食など、実際のコミュニケーションの場面で、覚えたスキルを実行していく。

コミュニケーションの基本は「聞き上手」

SST(ソーシャルスキルトレーニング)では、日常生活の中での具体的な状況を想定してコミュニケーション能力を高めていきます。

まず最初は、指導者のお手本を真似することから始めましょう。真似をしているうちに、実際の状況でも対人関係の緊張や不安を軽くしていくことにつながります。

コミュニケーションの基本は「聞き上手」になることが大切です。まず相手の話を聞くことができてから、自分の考えや意志を伝えれるようになるのです。

聞き上手になるためのコツ

・あいづちを打つ
・アイコンタクトをとる
・まず挨拶をすることから始める
・親しみやすい笑顔で
・リラックスした姿勢で

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