セロトニンが強迫性障害の発症原因になる?
セロトニンが強迫性障害の発症の原因に関係しているのではないか、という説があります。
神経伝達物質セロトニンとは?
脳の活動は、脳の神経細胞の情報交換によって成り立っています。
スポンサーリンク
そして、その情報交換に関わっているのが神経伝達物質です。
現在、神経伝達物質は約50種類が確認されていて、そのうちのひとつがセロトニンです。
セロトニンとは
アミノ酸のひとつ、トリプトファン
↓
体内で合成される
↓
【セロトニン】
食欲や性欲、睡眠などの本能的な活動や、気分の調整に関わる
スポンサーリンク
陥りがちな強迫性障害の誤解
SSRIに治療効果がある
↓
SSRIはセロトニンの再取り込みを阻害する薬
↓
強迫性障害では、セロトニンが不足しているのかも・・・
↓
セロトニンを多く摂取すれば治るかも・・・
↓
セロトニンを豊富に含む食品を多く食べればいい、という誤解
セロトニン不足が強迫性障害の原因ではない?
しかし、現在は「SSRIは強迫性障害に効果があるのは、脳内のセロトニンが不足しているから」という説は否定的に考えられています。
セロトニンやトリプトファンを豊富に含む食品を食べれば強迫性障害が治る、という証拠はありません。
今の日本の一般的な食生活をおくっていれば、セロトニンが不足するという事態はまず考えられません。
スポンサーリンク