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境界性パーソナリティ障害の本人に症状の自覚はあるの?自分ではどう思っているの?

境界性パーソナリティ障害は、精神状態が不安定になりやすい

境界性パーソナリティ障害とは、心の状態が不安定になってしまう心の病気です。

ささいなことで急に激しく怒りだしたり、リストカットなどの自傷行為で衝動的に自分を傷つけたりします。

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また、親しく付き合っていた人を急に嫌うようになったりすることもあります。

境界性パーソナリティ障害の人は、感情や行動、対人関係など、様々な面で安定性に欠けているのです。

うつ病かも?と心配して受診する人もいる

自分自身で「境界性パーソナリティ障害かも?」と心配し、病院やクリニック等の医療機関を訪れる人は少なくありません。

ただし、そういった人でも障害の特徴や症状をきちんと理解しているわけではありません。

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他にも「うつがひどい」「気分が悪い」などの症状で受診する場合もありますし、リストカットや薬の過剰摂取を心配した家族のすすめで医療機関を訪れる人もいます。

まわりの人に「うつ病ではないか」と言われて、初めて深く考えるようになる人もいます。

ほとんどの人は「周囲のせい」「ストレスのせい」などと考えていることが多いのです。

境界性パーソナリティ障害について理解し、問題と向き合うようになる

本人が境界性パーソナリティ障害のことを自覚するのは、境界性パーソナリティ障害についてちゃんと調べたり、専門家からきちんとした説明を受けたりして、境界性パーソナリティ障害について理解するようになってからです。

また、自分自身が境界性パーソナリティ障害と診断されたことを受け入れ、自分の問題としてきちんと向き合えるようになるまでには、少し時間がかかることもありますが、それが改善に向けての第一歩なのです。

◆この記事は、精神科医、元国立肥前療養所医長、元福岡大学医学部教授、元東京慈恵会医科大学教授、元東京女子大学教授である牛島定信先生執筆・監修の「境界性パーソナリティ障害のことがよくわかる本(講談社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。

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