買い物依存症、ギャンブル依存症の心理は?プロセス依存とは
「プロセス依存」とは、仕事やギャンブル、買い物など、身近な行為によって、耐えがたい深い感情をコントロールしようとするものです。
プロセス依存の代表的なものとして、買い物依存症やギャンブル依存症(パチンコ依存症)などがあります。
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買い物やパチンコなどの行為=プロセスにはまっていく心理とは、どんなものなのでしょうか。
買い物依存症とギャンブル依存症の心理
買い物依存症やギャンブル依存症などのプロセス依存では、気軽に取り組める行為によって得られる快感を求め続けます。
対人関係への依存である対人依存症は、自分の安心を得るために他人をコントロールしようとするので、他人との駆け引きが欠かせません。
しかし、買い物依存症やパチンコ依存症などのプロセス依存は、ある行為に没頭するだけという安易な方法で快感を得ることができ、対人関係の苦手な人に多く見られる依存症です。
感情のコントロールが原因
買い物やパチンコ、競馬など、何かの行為=プロセスにワクワクし、快感を覚えることによって、突然襲ってくる虚しさや妬み、悲しみなどの感情をコントロールしようとします。
そのプロセスに夢中になっている間は、安心を得られるのです。
【緊張】屈折した快感
日頃はその行為をしないように我慢しているため、緊張が高まっていきます。やりたくてウズウズするのを我慢するのも、自虐的な快感になります。
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【解放】高揚感
緊張の高まりがピークに達すると、ついにその行為に手を出し、緊張は一気に解放されます。気持ちがワーッと高揚したり、ほっと安心したりします。
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【後悔】失望感
行為が終わってしまうと、結果が待っています。「またやってしまった」と後悔し、もう二度としないと誓いますが、しばらく耐えていると緊張が高まっていきます。
ギャンブル依存症の例
ギャンブル依存症の心理とは、どのようなものなのでしょうか。
競馬に依存しているギャンブル依存症の例で考えてみましょう。
【緊張】屈折した快感
競馬で勝ち馬の予想をしたり、掛け金を決める問いの期待感と緊張感が快感につながる。
【解放】高揚感
当日は高揚感で満たされる。今までの緊張感が一気に解放される。興奮、喜び、ワクワク感
【後悔】失望感
予想が外れて損をする。バカなことをやってしまったと激しく後悔し、二度とやらないと決心する。予想が当たって勝ちw手にすると、快感はさらに続き、ますますプロセス依存からは離れられなくなる。
依存症になるプロセス
仕事・パチンコ・ギャンブル・インターネットなど
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繰り返す
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日常化する
依存症の背景
依存症になりやすい人は、幼児期に情緒的対象恒常性を確立できなかったと考えられます。
情緒的対象恒常性とは、心の中に「いつも見守ってくれる母親のイメージ」を根付かせることをいい、母親との一体感によって得られます。
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