【チックの対応】叱り過ぎに注意!?罰するのも逆効果
親が子どものチックの症状を叱ることは、子どもにとって何も良い影響はありません。
かといって、逆に、チックの子どもを特別視するのも考えものです。
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チック以外のことで叱るべきことは、びしっと叱ることは大切です。
チックの症状は特徴のひとつととらえる
子どもが意図的にやっているようにみえることがあっても、チックは自分で完全にコントロールするのは難しいものです。
自分ではどうにもならないことを叱られるうちに、子どもは「自分はダメな子」と自尊感情を低下させてしまうおそれがあります。
だからといって「チックのことは、一切ふれないようにしよう」と緊張しながら子どもに接するのも不自然です。
大切なのは、チックを子どもの特徴のひとつとして親が受け止め、過大視しないようにすることです。
「悪いこと」という扱いでなければ、チックをときには親子で話題にしてみるほどでもよいでしょう。
チックはわざとではなく無意識なもの
たとえどんなに行儀が悪くみえても、チックは自然に出てしまうものです。
親に叱られても、子どもは自分ではチックをどうすることもできないのです。
例えば、ジャンプする子を力づくで押さえつけても、本人の負担になるだけです。
意識してやろうと思ってやっているわけではなく、無意識でチックをやってしまうのです。
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【×】
「やめなさい!」
「いいかげんにしなさい!」
チックの子どもでも叱るべきことは叱る
チック以外のことについては、子どもを叱るべきことがあれば、きちんと叱っても大丈夫です。
子どもは親の感情に敏感です。
親から厳しく叱られると、動揺して一時的に子どものチックが増えることはありますが、時間がたつとすぐにもとに戻ります。
そのために、チックが長引くようになることもありません。
腫れ物にさわるような特別扱いは、逆に子どもを傷つけます。
チックがあってもなくても、同じように接していくことが大切です。
自分で変えられることなら子どもも納得する
チック症状以外の言動は、子どもは自分で意識すれば変えることができます。
自分のしたことに非があるとわかれば、本人も叱られることに納得するでしょう。
子どもにわかるように、親がきっぱりと明確に叱ることは重要です。
【○】
「それは悪いことです」
「お友達が嫌がることをしてはいけません!」
子どもの自尊感情を育む
自尊感情は、親から理解され認められることで育っていきます。
子どもが自分を大切に思う気持ちをもてるような接し方をしていきましょう。
【理解する】
チックやトゥレット症候群について、正しく理解する。
↓↓↓
【受け入れる】
チックも、その子の個性のひとつと受け入れる。
↓↓↓
【認める】
その子ども自身を認め、よくみるようにする。
↓↓↓
【ほめる】
今まで気づかなかった良い点をみつけたら、ほめる。
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