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ヒスタミンとlgE抗体とは?アレルギー症状の原因

2016年も2月が終わり3月に入り、今年も花粉症の症状がつらい時期になってきましたね。

花粉症はアレルギー性鼻炎の一種、ということで、アレルギー症状について調べてみると「ヒスタミン」と「lgE抗体」という物質が関係していることがわかってきました。

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今回は、アレルギー症状と深く関係している、ヒスタミンとlgE抗体についてお伝えします。

花粉症のつらい症状の原因は神経伝達物質ヒスタミンの働き

花粉症の季節になると、くしゃみ、鼻水、鼻や目のかゆみなど、一日中つらい症状がつきまとってきます。

勉強するにも、仕事をするにも、何をするにも鼻や目のつらさで集中できなくなってしまう人も多いと思います。

つらい花粉症の症状の原因ですが、からだの中にある神経伝達物質のヒスタミンの働きが原因だといわれています。

ヒスタミンとは?神経伝達物質の働きについて

ヒスタミンとは、人間の生命活動のための神経伝達物質のひとつです。

ヒスタミンの本来の働きは、からだの活動性を高める働きを持っています。

私たちが、勉強したり、仕事をしたりと、頭やからだを動かして様々な活動ができるのは、ヒスタミンの働きによるものです。

これだけだと、ヒスタミンの働きはとてもありがたいのですが、実はヒスタミンには、病気の痛みやかゆみなどの症状を強くする働きもあわせもっているのです。

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例えば、胃が痛い、というときもヒスタミンの働きによるものです。

花粉症の治療薬「抗ヒスタミン剤」の作用と副作用

花粉症の治療薬で抗ヒスタミン剤が処方されたりするのは、このヒスタミンの強い作用をおさえることが目的です。

また、花粉症の薬(抗ヒスタミン剤)を飲むと、眠気などの副作用があらわれるのは、ヒスタミンの活動性の働きも同時におさえてしまうからです。

lgE抗体とは?アレルギー性鼻炎の原因

アレルギー反応とは、本来はからだに無害な物質に対して、からだ免疫反応が過剰反応をおこしてしまう症状です。

アレルギーの免疫反応の代表的な例は、花粉、卵、大豆、小麦、そば、などにもみられます。

本当なら身体に害がないので食べても問題ないはずなのに、免疫が過剰反応を起こしてアレルギー症状が出てしまいます。

アレルギー性疾患の病気では、lgE抗体が増加します。

lgE抗体が増加して、一定量以上になると、体内の脂肪細胞が刺激されてアレルギーの症状を引き起こしてしまうのです。

【まとめ】

・花粉症の症状は、神経伝達物質ヒスタミンの働きによるもの
・ヒスタミンは活動性を高める作用があると同時に、痛みやかゆみなどの症状を強める作用もある
・抗ヒスタミン剤を飲むと、眠くなるなど副作用があるのは、ヒスタミンの活動性もおさえてしまうから
・アレルギー性疾患の場合、lgE抗体が増加して一定量を超えるとアレルギー症状を起こしてしまう

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