LD(学習障害)の子どもと兄弟の育て方・接し方で大切なこと
子どもたちと接する際のキーワードは「平等」です。
兄弟の中にLD(学習障害)の子どもがいたとしても、子どもたちを平等に扱い、そして、どの子どもにも平等に目を向けてあげることが大切です。
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兄弟同士で競争させすぎない
親として、子どものことを年齢や能力で見ず、一人一人の特徴に目を向ける姿勢を示しましょう。
子どもは大人の気持ちを敏感に察し、自然にお互いをいたわる姿勢を身につけるものです。
年上の兄弟には
LD(学習障害)の子どもの面倒を見たり、対応を一緒に手伝ってもらうといいでしょう。
LD(学習障害)の子どもが年上なら
LD(学習障害)の子どもが兄弟の中でも年上の場合は、年上としてするべきことを身につけるチャンスととらえましょう。
年下の兄弟には
他の兄弟が年下の場合、LD(学習障害)の子どもと成績や能力を比べさせないようにします。
子どもが理解できる年齢を待ち、時期をみて、LD(学習障害)についてきちんと説明しておきましょう。
兄弟はLD(学習障害)の子どもにとって、よき仲間、よきサポーターになります。
「〜だから」と言わない
ついつい言ってしまいがちな言葉は「〜だから」という表現です。
「お兄ちゃんだから」
「お姉ちゃんだから」
「年上だから」
こういった言葉は、子どもを他と比べてしまうことになり、子どもの心を傷つけたり、自尊心を失わせてしまいかねません。
兄、弟、姉、妹、の役割ではなく、子どもを個別に目を向けましょう。
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子どもひとりひとり、等しく目を向ける
子どもひとりひとりに目を向け、よいところ、苦手なところを評価しましょう。
子どもたちがお互いに認め合えば、自ずと苦手なことには手を差し伸べ、いたわり合う雰囲気ができます。
上下より個々に見る
年齢で兄弟をきめつけると、兄弟の間に競争心が生まれやすく、兄弟関係がこじれる原因になります。
年上だから、年下だから、という見方ではなく、個々を見るようにしましょう。
他の子をほったらかしにしない
LD(学習障害)の子ども以外の兄弟に対して、親として手がかからない印象を抱くことが多いかもしれません。
ですが、手がかからないことと、放任することは違います。
子どもひとりひとり個別に話す時間をつくるなど、等しく向き合いましょう。
LDの子どもにかかりきりにならない
LD(学習障害)の子どもを別の部屋で世話したり、いつも先に世話をすると、他の子どもにはえこひいきに見えてしまいます。
等しく、平等に接することを心がけましょう。
兄弟それぞれを個別に見る
兄弟の中にLD(学習障害)の子どもがいると、どうしても家族の目はその子どもに注がれがちです。
ほかの兄弟は「あなたなしっかりしているわね」「ひとりでできるわね」などの言葉で我慢を強いられている場合が少なくなりません。
兄弟一人一人に個別に目を向け、平等に接することが大切です。
役割を単純にきめつけない
年齢によって、子どもの役割を決めつけたり、あるべき姿を説くのもよくありません。
「お兄ちゃんなのに・・・」
「下の子の方が・・・」
など他の兄弟と比較したりすると、兄弟の間に無用なプレッシャーを招きます。
兄弟との関係を決めつけず、一人一人の良いところを評価し、特徴を受け入れましょう。
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