LD(学習障害)の場合、子どものしつけの方法は?
LD(学習障害)の子どものしつけのポイントは「わかりやすく」「繰り返し」教えることです。
気をつけることがたくさんあると混乱してしまいます。
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身につけさせたいことは少しにしぼって、ハッキリ決めましょう。
LD(学習障害)の子どものしつけは少しずつ
LD(学習障害)の子どものしつけは、あれもこれもとしても、子どもが身につけるには長い時間がかかりますし、効率的ではありません。
まずは、本当に必要なことだけにしぼり、そのために具体的なルールを決めます。
それがしっかりと根付いたら、少しずつルールを増やします。
家庭でのしつけは、社会性を身につける第一歩です。
目標は具体的に、生活に即したものにすることが望ましいです。
具体的な内容にする
ただ「我慢させる」と決めるだけでは、いつ、どこでしつけをすればいいかわかりません。
しっかりと定着させるために「してはいけないこと」「してほしいこと」に分けて、具体的なルールを決めます。
「すべきこと」「してはいけないこと」も、少ないほど子どもも覚えやすく、教えるほうも徹底しやすいものです。
身につけさせたい、よい習慣も少しずつ始め、徐々に増やしていきましょう。
身につけさせたいこと
・制止できる、我慢できる
・指示を守れる
・待てる、順番を守れる
・根気が続く
・呼ばれたら返事をする
してはいけないこと
・ものをたたく、壊す
・食事の途中で立ち歩く
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ご褒美を活用する、LD(学習障害)の子どものしつけ
特にLD(学習障害)の子どものしつけは、繰り返し根気よくしなければなりません。
「なぜ、こんな簡単なこともできないのか?」と親側ががっくりくることもあるでしょう。
しかし、LDの子どもはそれ以上に苦労しているものです。
しつけの方法には、成果に対してご褒美を上げるやり方があります。
これには賛否両論がありますが、子どもの苦労の大きさを考えると、目に見える形で評価するのは悪いことではありません。
適したご褒美は、LDの子どものやる気を高め、よいサイクルをつくります。
ご褒美の質と量に注意して長期的に取り組むと、大きな効果をあげれることでしょう。
すべきことは明文化してわかりやすくする
年齢に合わせてすべきことが増えてきたら、チェックシートをつくって、やるべきことがすぐわかるようにするといいでしょう。
自分でやるべきことを考えられるようにする
周囲から指示を受けなくても、自分で見てやるべきことを判断したり、順番を決めたりする力がつきます。
最低限からスタートする
よい習慣も、完全に身につけるには時間がかかります。
学校のしたくなど、最低限必要なことから徹底しましょう。
ポイント制でやる気を出させる
ある程度の年齢になって、身につけさせたいしつけが増えてきたら、チェックシートについた○の数をご褒美にしてやる気を高める方法もあります。
できなきても責めない
できたらほめますが、できなくても責めてはいけません。
やめさせたいしつけとの差がつきにくくなります。
「○○を忘れているよ」と指摘し、やり直しのきっかけをつくります。
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