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年齢に合わせたサポートとは?LD(学習障害)の子ども

LD(学習障害)の子どもが何を必要とするかは、年齢によって違います。

子どもの成長に合わせて、年齢に合わせたサポートをしながらともに歩み支えていきましょう。

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適切なサポートがLD(学習障害)の子どもの強さを育てる

小学校の入学前に文字を覚えていて当然という社会では、LDの子どもとその保護者にはかなりの苦労が続きます。

その苦労を「山また山の登山」と例える人もいます。

しかし、山は一歩一歩登るよりほかないように、子育てや育児もまた一歩一歩です。

山とその向こうに広がる将来を視野に入れながら、足下を固め、子どもとともに少しずつ歩みましょう。

子どもの年齢によって、親ができること、すべきことは変わってきます。

幼少期から低学年

早く相談する

LD(学習障害)の判断は、通常は小学校への入学後ですが、LD(学習障害)を合併しやすいADHDの子どもでは、幼少期に診断がついているケースもあります。

早く気づけばより早く支援が開始でき、学習の効果もあがります。

子どもとのふれあいの時間を持つ

親子のスキンシップは、小さな子どもに自信と安心感を与えます。

しつけや学校の勉強のフォローなど厳しくするだけでなく、子どもがのびのびと過ごせる時間をつくることも大切です。

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高学年

小学校の高学年になると、LD(学習障害)だからといって、子どもにかまいすぎす、見守ることも大切になります。

学校のしたく、宿題に直接手を貸すのではなく、子どもが忘れないように工夫するなど、自分でできるように手助けします。

高学年になるほど、学習内容は難しくなりますが、そのぶん家庭で教えるのも限界がくることが多いようです。

思春期・青年期

LD(学習障害)の子どもが成長し、思春期や青年期になってきたら、親や周りの大人は、本人が自分で選んだことを尊重しましょう。

この時期は進路についての悩みや失敗が増えてきます。

つらいのは誰よりも本人だということを忘れず、一緒に考え、結論が出るまで見守ってください。

「やっぱりだめだったのね」「人のいうことを聞かないから」などと責めることはやめましょう。

自分のことについて

本人の得意なことはもちろん、理想に関してどんな問題が考えられるか、客観的に判断する手助けをしましょう。

進路について

周りの子どもがどうするかではなく、本人について考えます。

なんとなく進学すると、かえってその学歴に対するプライドが、職業選択の幅を狭めてしまうこともあります。

LDを本人に隠すことはすべての面でマイナスになる

子どもが自分の状態に疑問を持ったときに、LD(学習障害)についてきちんと伝えるのはもちろん、日常生活で感じた疑問など、ささいなことでもお互いに話す習慣、雰囲気を作りましょう。

学校の友達との問題などは、子どもはなかなか口に出して言わないものです。

普段の様子を知っていれば、悩みや問題があるかどうかをいち早くキャッチできます。

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