どんな勉強法や教え方がいい?LD学習障害の子どもの学習サポート
LD(学習障害)の子どもへの勉強の教え方では、多方向から伝え、理解させてくことがポイントになります。
どんなに長時間、細かく教えても、子どもが理解できる方法でないと効果は上がりません。
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時には「先生のやり方」「普通のやり方」ではなく、「子どものやり方」に合わせる工夫も必要です。
子どもの特性を活かした勉強の教え方 | LD(学習障害)
LD学習障害をはじめとする発達障害の子どもたちは、他の子どもに比べ、時間がかかるケースが少なくありません。そこで、授業時間以外に補充学習の時間をつくったり、宿題で理解を補う場合があります。
私たちが情報をキャッチして理解したり、自分なりに考えるには、目で見て、耳で聞くことはもちろん、手で書いたり、朗読したり、とたくさんの方法があります。
LD(学習障害)の子どもの勉強の教え方では、、そのすべてをフルに活用して、苦手な部分を補っていきます。例えば、目で見るのが苦手なら、そのぶん耳で聞く情報を増やすなど、別の方法で学習するのが効果的です。
子どもの特性に会わせた教材
最近では、学びにくさのあるLD(学習障害)の子どもたちのための教材も市販されています。
文字だけでなくイラストや図を使ったり、答えをカードで提示するなど、子どもの特性によって様々な使い方が工夫されています。
▼LD学習障害など発達障害の子どもにおすすめな教材
【新品】【本】医学と教育との連携で生まれたグレーゾーンの子どもに対応した算数ワーク 初級編2 横山浩之/監修 大森修/編
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子どもにあった方法を探す
勉強方法についても、反復や従来の方法のこだわらず、LD(学習障害)の子どもの特性「我流」をうまく活用して、子どもにあった勉強方法、教え方を探すことが望ましいです。
ipadなどのタブレットを使った学習が、発達障害の子どもの勉強法において柔軟なサポートができる、という声が多くなってきています。
おすすめのタブレットは、アプリの種類や数からみても、やっぱりiPadみたいですね。
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また、パソコンのソフトをダウンロード(もしくはパッケージソフトを購入)して、子どもがPCソフトに取り組む学習サポート方法も便利だ、という声も多いようです。
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子どもの方法を否定しない
無理に標準的な方法に合わせてやる気を失わせるよりも、ある程度許容して、子どもの学びのペースに合わせた方がうまくいきやすいです。
LD学習障害など発達障害の子どもの方法を親が否定することは、子どもの自信や自尊心を傷つけることにつながりやすいので注意しましょう。
発達障害の子どもを持つ親が身につけておきたいコミュニケーションスキルの中で最も大切なのは、傾聴カウンセリングスキル「ロジャーズの三原則」です。
「ロジャーズの三原則」については、次の記事でポイントをわかりやすくまとめておいたので、ぜひ参照してみてください。
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▼関連記事
→コミュニケーションに役立つ!心理カウンセリング3つの原則
補助線のついたノートを使う
文字や図形を描くのが苦手なLD(学習障害)の子どもは、補助線のついたノートや方眼紙を使うのもいいでしょう。
算数でも計算に方眼紙を使うと、桁の理解を助ける効果があります。
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メロディや語呂合わせを使う
歴史の年号を覚えるのと同じように、メロディをつけたり、語呂合わせをしたりします。
脳のいろいろな働き方を利用して、多元的に記憶するのです。
CDを使った認知機能トレーニングの書籍の評判が良いみたいですね。
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学校と家庭との連携が重要
学校での授業時間以外の勉強や事前準備については、学校と家庭が連携している必要があります。
学校の方針について保護者が理解し、宿題や事前準備を家庭でサポートできるように、お互いに共通認識を持って取り組むとよい結果が得られやすくなります。
学校でどんなことをしているか、家庭でできる事は何か、共通の理解が必要です。
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学校での取り組み
・子どもにあった教え方
・学力の補充
家庭殿取り組み
・教材を読む練習やふりがなつけ
・宿題の徹底
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→失読症/ディスレクシアの見え方と特徴について【LD学習障害の症状】
◆この記事は、教育心理学者、東京学芸大学名誉教授である上野一彦先生執筆・監修の「LD(学習障害)のすべてがわかる本(講談社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。
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