お手伝いが効果的!?LD(学習障害)の子どもの接し方
家の手伝いは、LD(学習障害)の子どもの社会性、自主性、責任感を育てる絶好の場所になります。
また、家の手伝いを通して親子のコミュニケーションを豊かにする貴重な機会にもなります。
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周りの人との円滑なコミュニケーションは、LD(学習障害)の子どもにとって、身につける必要がある重要なスキルのひとつです。
お手伝いがLD(学習障害)の子どもに与える影響
お手伝いは、子どもが出会う最初の仕事といえます。
また、家のお手伝いは、子育てやしつけの機会でもありますが、それ以上に子どもにとっては、自分のことを一人前だと認めてもらうチャレンジなのです。
お手伝いといっても、物を運んだりする単純作業ではありません。
例えば、皿洗いなら皿洗いを最初から最後まで、しかも繰り返しやってこそ意味があるのです。
あせらず、ゆっくりと見守ることが大切
最初から最後までをLD(学習障害)の子どもに任せたとしても、もちろん最初のうちは完ぺきにはできず、不完全で時間もかかることでしょう。
しかし、ひとつの課題に取り組み、自分で考えて成し遂げる感覚は、LD(学習障害)の子どもにとって何ものにも代え難いものです。
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親や周りの大人は、急がば回れの気持ちで、子どものことをゆっくり見守って上げましょう。
いきなり子どもに任せても、すぐにできるわけがありません。
一緒に作業し、少しずつ教えていき、繰り返し少しずつ前進させることが重要で。
①順序を指示する
仕事(お手伝い)はひとつずつ、継続して子どもに任せます。
今日は食事のしたく、明日は後片付け、など、覚えさせることがバラバラではなかなか身につきません。
また、手順をきっちり、目的をはっきりさせるようにしましょう。
何のために、次に何をするか、作業の目的や流れがはっきりしていると、子どもに覚えさせやすくなります。
教えることにこだわりすぎず、子どもが楽しんでできるように気をつけましょう。
②お手本を見せる
どのようにやるのか、お手本と手順を親が子どもに見せてみるのもおすすめです。
また、子どもがお手伝いするのと一緒に、親も同時に示してもいいでしょう。
③子どもに任せてみる
子どもに任せたからには、なるべく口出しはしないようにしましょう。
せっかく子どもががんばってやっているのに、そばからアレコレと言われると子どものやる気が失われてしまいます。
思い切ってその場を離れるなど、子どもに任せる姿勢を示しましょう。
④評価する
何よりもまず、子どもをほめることが重要です。
子どものがんばりを、ちゃんとねぎらいましょう。
改善点がある場合、いっぺんに伝えたり、ザックリと言うのではなく、少しずつ具体的に伝えることが大切です。
不完全な点があったら「ここがダメだ」と言わずに「次はここを直すともっとよくなるね」など、次につながるように伝えます。
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