発達障害のひとつ「ADHD」とは、日本語にすると「注意欠陥多動性障害」となります。
そのADHDですが、何の略かというと「Attention-Deficit / Hyperactivity Disorder」の頭文字をとってAD/HDとなります。
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実は、注意欠陥(Attention-Deficit) と多動性障害(Hyperactivity Disorder)の2つを合わせていることになります。
ですので、AD/HD、注意欠陥/多動性障害、と真ん中に「/」を入れて表現したりすることもあります。
今回は、ADHDの特徴・症状について、お伝えしていきたいと思います。
ADHDとは?注意欠陥多動性障害の特徴・症状・種類は?
まず最初に、日本の文部科学省が2003年に公表している”ADHDとは何か”とその定義を公表していますので一緒にみてみましょう。
「ADHDとは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。
また、7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。」2003 文部科学省
ADHDの特徴・種類について、文部科学省の公表している内容からもわかるように、
の3つに分けられます。
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不注意とは?
多動性とは?
衝動性とは?
ADHDは以上のように、大きく分けると3つに分けられる特徴がみられます。
それぞれの特徴の大きさによって、「不注意優位型」「混合型」「多動衝動型」と診断されたりします。
まとめ
ADHDの3つの特徴
1)不注意
2)多動性
3)衝動性
このような「不注意」「多動性」「衝動性」の特徴が顕著にみられるADHDの行動や言動は、周りにいる人やクラスメイトなどから誤解を受けやすい性質があります。
本人はわざと「相手を困らせよう」と思ってそのような行動や言動をしているわけではないのです。ADHDが持つ特性にによるものでだということを、まずは家族、そして学校の先生、クラスの友達、と周りの人たちに理解してもらえるところからはじめるのがいいと考えられます。
ADHDの本人、そして家族の方々にとって、より充実した毎日を過ごせることを願っていますね。
◆この記事は、東京工業大学名誉教授、精神科医、医学者である影山任佐先生執筆・監修の「図解雑学 心の病と精神医学(ナツメ社)」の内容を元に、当サイト編集事務局の心理カウンセラーが記事編集をしています。
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