学校、スクールカウンセラーのADHDの対応について
日本全国1万以上の小学校に、スクールカウンセラーが派遣されています。
子どもの心のトラブルについて、学校ではどのようなケアが受けられるのかみてみましょう。
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学校には、たくさんの協力者がいる
スクールカウンセラーは、簡単に言うと、学校内でカウンセリングをしてくれる人です。
学校内には、スクールカウンセラーの他にも、担任の先生や養護教諭など、子どもの悩みの相談にのってくれる人がたくさんいます。
近年では、特別支援学級のシステムも確立しつつあります。
通常授業と並行して支援教育のための授業をもうけ、障害を持つ子どもが自分のペースで勉強できるようにサポートします。
学校関係者は、子どものADHDに悩む家族にこれらのシステムを説明するとともに、医師や教育機関と連携して、ADHD治療を支援していく必要があります。
学校の相談窓口「スクールカウンセラー」とは?
スクールカウンセラーは、心のトラブルの専門家で、小学校の職員として働いています。
学校にいるため相談しやすく、保護者も子どもも緊張せずに話ができる、専門知識をもった頼もしい存在です。
スクールカウンセラーは、保護者や先生が、子どもの教育や対応について悩んだとき、相談相手になってくれます。
スクールカウンセラーの役割
保護者や子ども、先生の話を聞き、専門知識を使って対策を提案する。
スクールカウンセラーは臨床心理士の資格を持っている非常勤職員が多い。
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・コンサルテーション(保護者や先生との相談)
・コーディネーション(教育に対する助言、指導)
子どものメンタルヘルス態勢
心のトラブルを解決するために頼りになるのは、スクールカウンセラーだけではありません。
養護教諭や特別支援学級のシステム、教師や医師など、さまざまな大人が、子どものすこやかな成長の支えとなっています。
【家族・親】
関係者が同じ情報を共有できるよう、状況説明を頻繁におこなう。
【教師・学校】
スクールカウンセラーと相談を繰り返し、子どもへの接し方を考えていく。
【医師】
子どものまわりの人からの報告を受け、治療法を随時、見直していく。
【養護教諭】
子どもがストレスから体調を崩したり、落ち着かないときに頼りになる。
【教育機関】
教師や保護者など、当事者同士でトラブルが起きた場合に、第三者として相談窓口になる。
【特別支援学級】
通常の授業だけでは勉強が難しい場合に、週に数時間、少人数授業を受けられるシステム。
学校によって決まりが違う。
【スクールカウンセラー】
【保育士】
通級の役割は?
言語障害や難聴など、心身に軽度の障害を持つ子どものための授業をおこなうことを、通級指導教育といいます。
通級では、子どもの障害に応じた指導を受けることができます。
通級を受けることができるのは週に数時間となっていて、それ以外の時間はまわりの子と同じように通常の授業を受けます。
通級制度は、通常の授業だけでは足りない分を補うための教育制度といえます。
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