【子どものADHD】言葉遣いや、言葉の理解がおかしい、話が通じない
話題が飛んだり、説明下手で、話すことが苦手な子どもがいます。
これらも、言葉遣いや話し方にあらわれる、ADHDの症状のひとつです。
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話し方が気になる点がある
ADHDの子どもが抱える言葉の問題は、年齢によって少しずつことなります。
幼児期で多いのは、行動だけでなく、言葉遣いや話し方にもおかしさが目立つことです。
脈絡もなく話題がころころと変わったり、相手の言うことを聞かず、自分の言いたいことだけ話すため、会話がまともにできません。
小学校に入るようになると、普通に会話はできますが、何かについての説明を求めると、筋道を立てて相手に説明して伝えることができず、説明下手でまとまりのない話し方をします。
さらに大きくなって高学年になると、話すことに対する苦手意識や自信のなさから、急に口数が少なくなる子もいます。
話が通じない、話が飛ぶ、説明下手
よくしゃべるけど、話がうまく通じない・・・
それがADHDの子どものコミュニケーションの特徴です。
コミュニケーションすべてができないわけではなく、人の話を理解することはでき、おしゃべりをしたいという欲求も持つため、ADHDの特徴に周囲が気づかないことがあります。
・言いたいことがたくさんあって話題が飛ぶ
・自分の話ばかりで話がとまらない
・話が通じない
など、ADHDの特徴であることは、なかなか周囲に理解されないケースが多いようです。
家や学校での子どもの様子を観察して、次のチェックリストにあてはまる点が多い場合は、ADHDへの対応をとりましょう。
【親・教師用】子どものADHDチェックリスト
・話題がよく変わる。
・自分だけ話して、人の話を聞かない。
・ときおり、吃音がある。
・細かい説明ができない。
・気持ちを表現できず、誤解される。
・小学校に入ってから無口になった。
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【原因】コミュニケーション障害が自信喪失の原因に
ADHDの合併症として、言語能力に問題が出ることがあります。
自分の気持ちを伝えたり、話したりするのが上手ではなく、説明下手なせいで誤解を招いて孤立してしまいます。
コミュニケーション、対話をする自信を失い、周囲の人間関係の悩みにつながります。
【言葉のトラブル】
言いたいことを言葉でうまく表現することができない。
↓↓↓
【周囲との衝突】
理解を得られないことから、周囲に不満をぶつけてしまう。
↓↓↓
【自信喪失】
問題児のレッテルをはられ、友達ができずに悩む。
↓↓↓
【新たなトラブル】
ひとりぼっちになり、学校に行く事自体を悩み、不登校やひきこもりに。
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【対応】話しやすい環境をつくる
周囲の子たちと衝突し始めた時点で、ADHDの子どもの不満を受け止めてあげましょう。
まず最初は、不満を抱えて悩んでいる子どもの話を聞きましょう。
心の奥底にたまっている戸惑いやストレスを受け止めて上げましょう。
言葉遣いや話し方を変えれば、誤解が解けることを説明します。
一方通行な話し方をせず、ゆっくり、少しずつ話すことを教えます。
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