英検5級対策|小学生におすすめ問題集&参考書

小学生の頃から英検5級、4級の合格を目指す子供も大くなり、小学生のうちに英検を取得するのが当たり前になりつつあります。

というのも、2020年度から小学校の教育過程も新しく変更になり、5年からは英語が教科になります。

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学校での英語の授業については現在は中1からとなっていますが、2020年度からは小学5年生から英語の授業がスタートする、ということですね。

そして同じ2020年から、小学3年生では英語が「必修」となり、教科書が決まっている「教科」とは違い、学校独自に教科書や教材を決めて授業が行われることになります。

ちょっとややこしいですが、小3からは何かしらの英語の授業が始まり、小5からは教科書を使って授業が行われる、ということですね。

そういう社会的に大きな流れもあり、英検の重要性や必要性が高くなってきているといえますね。

そこで今回は、うちの小学生の娘が英検5級を受験し、1回で合格できた経験を考察しながら、おすすめの問題集&参考書についてポイントをまとめてみたいと思います。

小学生の子どもの英検受験を考えているお母さんお父さんに、参考にしてもらえればうれしいです。

英検5級の試験内容・難易度レベルについて

まずは、英検5級の試験についておさらいをしておきますね。

英検は一番下のレベルが5級からになります。

英検5級の試験は、年に3回おこなわれており、6月・10月1月に実施されています。申し込みは試験日の一ヶ月くらい前が締め切りです。

試験時間と試験会場は?|英検5級

英検5級の試験時間は一次試験のみの45分、筆記試験25分とリスニング試験20分です。

休憩時間はなく、先に筆記試験、そのあとにリスニングテストがおこなわれます。1〜2分の準備時間はありますが、休憩時間ではありません。

英検5級は、筆記もリスニングもマークシート方式で、記述試験はありません。リスニングは、1問につき10秒間となっています。

問題の難易度・レベルは?|英検5級

英検5級の問題の難易度は、公式サイトにも載っているとおり「初歩的な英語を理解できる、それを使って表現できる」レベルとなっていて、だいたい「中学初級程度」のレベルです。

中学1年生で学ぶ英語の内容ができていれば、無事に合格することができると思います。

作文や会話の試験はなく、基本的な文法、会話文問題、単語や熟語の並び替えの問題になります。

5級ではリスニングテストの配点が50%となっていて、高い割合といえます。筆記試験対策だけでなく、教材付録のCDを聴いてリスニングテスト対策をしておくことも大切です。

受験料はいくら?|英検5級

英検5級の受験料(検定料)は、2,500円です。

ただし、本会場と準会場によって受験料が少し変わってきます。準会場の方が少し安いです。

準会場は、学校や塾、会社などの団体申し込みをした場合にその団体が会場になる場合です。英会話や塾に通っているのであれば、塾が準会場になっていることもあるので問い合わせてみてくださいね。

【本会場の受験料】
5級(2,500円)
4級(2,600円)
3級(3,800円)

【準会場での受験料】
5級(2,000円)
4級(2,100円)
3級(3,400円)

合格率や受験者数は?|英検5級

英検5級の問題は筆記&リスニングあわせて全部で50問、合格点は50点満点のうち28点〜30点(60%程度)が合格ラインになっています。

英検5級の年間受験者数は約30万人で、合格率は約80%となっていて、毎年ほぼ同程度となっています。

英検全体でにおける小学生の受験者数は前年比で10%アップと、年々英検を受験する小学生が増えています。

英検5級の試験会場は?

英検5級の試験会場は、全国の都道府県、230都市、400会場で行われています。

試験会場は、受験地・回によって違いがある場合がありますが、申し込みのときに受験地を選ぶことができます。試験会場を選ぶことはできません。

学校単位や塾、英会話教室などで団体申し込みをする際は、学校・塾・英会話教室が準会場となっていて試験会場になっているケースもあります。子供がいつも慣れ親しんだ場所で英検5級の試験を受けれるので安心ですね。

英検5級の申し込み方法は?

英検5級の受験申し込みの方法については、大きく3つの方法があります。

①書店
②インターネット
③コンビニ

近くの本屋さんが英検特約書店になっていれば、その書店で英検の受験申し込みができます。

また、セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンなどコンビニの情報端末機からも英検の申し込みができます。

インターネットで英検の公式ホームページからも直接受験申し込みが可能です。

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英検5級のおすすめ参考書&問題集

では、本題の「英検5級のおすすめ参考書&問題集」について。

英検5級対策の参考書&問題集は各出版社からいろいろな種類が発売されていますはが、一番おすすめなのはコレです。


→ 英検5級をひとつひとつわかりやすく。(学研教育出版) Amazon
http://amzn.to/2BiErlz
→ 英検5級をひとつひとつわかりやすく。 文部科学省後援 [ 学研教育出版 ] 楽天市場

我が家の小学5年生の娘が実際に勉強に使った英検5級の問題集&参考書もコレです。

実は、いろいろな人のブログやサイトもリサーチしてみたところ、一番紹介されているのは旺文社の「小学生のための英検5級合格ドリル」みたいです。


【CD付き】小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル 改訂増補版

なので、娘が5級合格後、4級を受験するときに旺文社のものにしたのですが、「5級のときの方が分かりやすかった。これはやりにくい。」と言ってました。

ホント、子供って素直。なんて正直なんですか、あなたは。。。笑

「やっぱり親の声よりも子供の生の声が一番信頼できる!」ということで、一番のおすすめ参考書&問題集は「英検5級をひとつひとつわかりやすく。 (学研教育出版 )」になります!

娘の感想を聞くまでは親目線としては「そこまで違いがないのでは?」と思っていたのですが、子供視点を意識しながら比較してみると、娘の感想がなんとなく分かるような気がしてきました。

学研の「ひとつひとつわかりやすく」も旺文社の合格ドリルも、どちらもリスニング対策のCDが付属してきます。この点は同じです。

学研のテキストは3〜4色、旺文社はオールカラーです。オールカラーで見やすい、のがウリのようですが、私的には色が多すぎて逆に見にくいような気がしました。学研の3色程度の方が全体的に落ち着きがありますね。

あと、文面なのですが、大人目線だと気がつかなかったのですが、小学生対象という視点でとらえてみると、学研の「ひひとつひとつわかりやすく」の方が文章が簡単&コンパクトな内容になっていると感じます。

他の方のAmazonの購入者レビューでもあったのですが「これで小学生が理解できるのか」と。

「この本の前提としては、ある程度(5級レベル)の英語は理解している小学生が、英検5級の内容とレベル感を理解して練習するのであればよいが、一般的な初めて英語を学ぶ小学生では理解できるわけがない。対象者を明確にして、この本を薦めるべきである。」

となかなか厳しいレビューが載っていたのですが、この内容に共感するところがあります。

私の感想としては、旺文社の合格ドリルは「ある程度理解している人」が対象になっているように思います。中学生や高校生、大人には問題ないと思いますが、初めて勉強する小学生にはちょっと理解しにくいかもしませんね。

そういうこともあって、小学生には、学研教育出版の「英検5級をひとつひとつわかりやすく。 」をおすすめします。

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