【社会不安障害】診察、診断の流れ|リーボヴィッツの評価尺度
社会不安障害(極度のあがり症)の診断や治療方針は、患者本人がどんな症状に悩んでいるかによって変わってきます。
適切な治療のためにも、病院での診察の際には、自分の状態や症状について、できるだけ具体的に医師に伝えることが大切です。
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社会不安障害の診察、診断の流れ
社会不安障害の診断の流れは、次のような流れが基本的です。
①医師による問診
医師に具体的に伝えること(どんな症状、生活での問題や悩み、周りの人の反応、本人や家族の病歴など)
②心理テストや身体的検査
リーボヴィッツの社会不安障害の評価尺度など
③社会不安障害の診断、治療開始
医師の診察(問診)では、発達歴や生育歴などを聞かれることもあるので、メモを準備して持って行くとよいでしょう。問診の後、心理検査を行ってから治療するのが一般的です。
適切な治療のために素直に話すことが大切
医師は、患者の問診や心理検査などを通して患者の状態を判断し、診断して治療方法を決定します。
社会不安障害の適切な治療を受けるためにも、自分の悩んでいること、困っていること、身体症状などについて、隠さずに素直に伝える事が大切です。
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医師に話すときはできるだけ具体的に説明するようにしましょう。例えば、過去にどんな失敗体験があるのか、どんな状況が苦手か、どんな症状に悩んでいるのか、詳しく伝えましょう。
また、いつから症状があらわれはじめたのか、ということも、社会不安障害の正確な診断のための重要な情報になります。
診察の時にうまく話をできるかどうか不安がある場合は、事前にメモに書くなど準備して、受診の際に持参するとよいでしょう。
恥ずかしくて話しにくい内容もあるかもしれませんが、隠していては適切な治療を受ける事ができません。医療関係者には守秘義務があるので心配しすぎる必要はありません。
リーボヴィッツの社会不安障害の評価尺度
社会不安障害の診断の際、心理検査として広く活用されている検査に「リーボヴィッツの社会不安障害の評価尺度」があります。
約20個の項目のうち、自分の感情や行動に当てはまる項目をチェックし、合計点数から社会不安の症状を評価する心理検査です。
以下のwebサイトでは、インターネット上で簡単にチェックできるようなので、楽な気持ちで一度試してみるのもいいですね。
社会不安障害の正確な診断は、自己診断やセルフチェックで思い込むのではなく、病院の心療内科や精神神経科の専門医の診察を受けるようにしましょう。
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