【あがり症】社会不安障害の受診は何科?心療内科or精神神経科
極度のあがり症=社会不安障害を治療しようと思った場合、病院の何科を受診すればよいのでしょうか。
また、病院選びの際にはどんなことがポイントになるのでしょうか。
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社会不安障害の受診は何科?
社会不安障害の診断や治療を行っているのは、病院の心療内科か精神神経科の2つです。
精神神経科は主に心から、心療内科は身体から病気の治療
を行っていく点に違いがありますが、社会不安障害の場合は精神的不安と身体症状の両方があるので、精神神経科か心療内科のどちらでもOKです。
また似たような診療科に、神経内科がありますが、神経内科ではパーキンソン病や脳梗塞など、脳神経に損傷がある病気が主な治療対象となるため、社会不安障害などの精神疾患は取り扱っていません。
ただ、注意したいのは「社会不安障害という病気は、最近になってから治療方法が確立した」という点です。できれば社会不安障害に詳しい医師がいる病院を見つけたいところです。
社会不安障害は心療内科か精神神経科
社会不安障害の診察は、心療内科か精神神経科のどちらでも受診可能です。治療では、医師との相性も大切になるので、インターネットで調べてみたり、電話の対応で選ぶのもいいでしょう。相性が悪いと思ったら別の医師に変えるのもひとつの方法です。
心療内科
心療内科では、身体症状に心理的&社会的な問題が関係していると思われる病気を治療対象としている。
・自律神経失調症
・過敏性腸症候群
・ストレス性潰瘍
・心因性高血圧 など
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精神神経科
精神神経科は、心の病気(精神疾患)を専門的に診ている診療科。意識、思考、判断、記憶など、脳機能に障害がある病気が重たな治療対象。
・うつ病
・躁鬱病
・統合失調症
・パーソナリティ障害 など
内科を受診しても異常なしと言われる
社会不安障害の場合、不安や精神的ストレスによる動悸、発汗、身体の震え、筋肉のこわばりといった身体症状があらわれるため、心の病気とは感じない人も多いようです。
そのため内科を受診する人もいますが、検査をしても身体に異常がみつからず「異常なし」と診断されてしまうことになります。
社会不安障害の場合は、心を扱う心療内科や精神神経科を受診するようにしましょう。
病院選びの際は家に近く通院しやすいことがポイント
社会不安障害の治療において、精神神経科か心療内科であれば、病院の規模はあまり気にしなくても大丈夫です。
大学病院や総合病院などの大規模な病院でなくても、社会不安障害の治療は可能です。アルコール依存症を併発していれば入院が必要になりますが、それ以外の場合には通院治療になります。
ですので、社会不安障害の病院選びのポイントは、病院の規模よりも通院しやすいか、家から通いやすいか、近いかどうか、アクセスが良いかどうかかポイントになります。
社会不安障害の場合、人が多い電車やバスなどの交通機関が苦手なことも多く、通院自体がストレスになりかねません。
受診は一回だけでなく、通院に通う必要があるので、できるだけ通院に負担の少ない病院を選ぶとよいでしょう。
また、対人コミュニケーションが苦手な病気なので、医師との相性も重要です。まずは診察を受けてみてから、医師と合うかどうか、相性で判断してもよいでしょう。「医師と合わない」と感じた場合には、治療途中でも変えることができます。
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