いじめる人は自分に自信がない?優位に立ちたい心理も?
現在の日本での「いじめ」の問題は、学校などの教育現場だけにとどまらず、大人においても職場でのいじめ、近所づきあいでのいじめ、親族からのいじめ、など、さまざまな場面で問題になっています。
そこで今回は、いじめる側の心理や理由についてポイントをまとめてみたいと思います。
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いじめる側は自分に自信がない?
実は、いじめる側になる人は「自分に自信がない」というケースも少なくありません。
いじめの加害者になる子どもが、前は自分がいじめられる側だった、ということもあります。
いじめる側の心理として考えられることのひとつに、自分の自身が持てな部分「弱点」を相手に投影し、その投影した相手を攻撃していじめる、という傾向がみられることがあります。
逆に言うと、自分に自信が持てる子どもはいじめ側「加害者」にはなりにくいといえます。
いじめる側の思考パターンの特徴
いじめる側(加害者)の思考パターンの特徴のひとつに、極端な考え方や思考パターンがあります。
例えば、物事を「勝ち負け」の2つだけ、「0か100」といったように、両極端に捉えて判断するというような、偏った思考パターンがみられます。
その偏った思考パターンを自分のまわりの人にも当てはめ、自分が心理的に優位に立てると思った場合、いじめに走る、という傾向があります。
いじめる側は子供時代にマイナスな体験が多い?
このような「自分に自信が持てない」「かたよった思考パターンをする」といった人は、子ども時代に親とのポジティブな体験が少ないと考えられています。
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親から褒められたり、認められたりというプラス体験が少なく、自分の欠点や弱点を叱られたり、非難されたりといった、マイナス体験が多いことも、いじめる側の特徴のひとつといえます。
こういったマイナス体験が多い子育てでは、子どもは「弱いことは価値がない」というような誤った価値観を持ってしまう傾向が高くなります。
その結果、いじめる側にまわって、精神的に優位に立つことで、自分の自信のなさをごまかそうとしてしまうのです。
いじめられた時の対応、対処法は?
いじめられた場合、いじめを自分ひとりで解決しようとすることは非常に困難なことがほとんどです。
クラスメイトや友達など、周囲の人からいじめられたと感じた時は、まずは親と教師に伝えるようにしましょう。
いじめられた事実を誰にも話さず隠したままでいると、いじめがエスカレートして悪化していく傾向が多いようです。
また、安心できる、心が許せる友人の存在も大切です。いろいろ話ができなくても、そばにいてくれるだけで落ち着くような友達をひとりでもいいのでみつけることが望まれます。
友達がどうしてもできない場合には、いじめの場面から非難できる場所を見つけましょう。例えば、学校の保健室や図書館など、安心して過ごせる場所を確保しておくとよいでしょう。
いじめる側(加害者)と、できるだけ接触しないようにするkとも大切です。
学校でのいじめについての相談は、まず最初は親と担任教師が考えられます。また、各市町村に設けられている「教育相談所」でも、いじめや不登校の相談を受け付けているので活用する方法もあります。
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