【支援と対策】片付けられない発達障害の子ども、整理整頓が苦手

発達障害の子どもの中には、部屋が片付けられないで汚い、整理整頓が苦手で机の中もグチャグチャ状態、といったケースも少なくありません。

身の回りの整理整頓が苦手で、片付けることができないと、何がどこにあるのかわからなくなり、探すことに無駄な時間をとられてしまうようになってしまいます。

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整理整頓できない発達障害の子どもたち

机の上は教科書やノートでいっぱい、引き出しの中はプリントでぎゅうぎゅう詰め、というように、身の回りの整理整頓ができない発達障害の子どもも少なくありません。

学校でも家でも身の回りの整理ができず、汚れたハンカチが机の中に入っていたり、床にプリントが散乱していたりすることもあります。

小学生から中学生になると、学校の持ち物も種類が増えるようになり、さらに部屋の中は散らかってしまいます。

そのような状態では、探し物を見つけるのにも時間がかかってしまい、せっかくやる気が出ても必要なものが見つからず、意欲が低下してしまう悪循環にもなりかねません。

片付けられない発達障害のは2つのタイプがある

整理整頓ができない、片付けできない、という発達障害の子どもには、次の2つのタイプがあると考えられます。

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1つ目は、面倒臭いと感じて、興味のないことや楽しくないことに取り組むのが苦手なタイプです。

もう1つは、空間認知能力が弱いため、片付けられないタイプです。

それぞれどんな支援をすれば、片付けられるようになるのでしょうか。

片付けられない発達障害の支援方法は?

整理整頓を面倒だと感じてしまうタイプの場合、とにかくすぐ片付けることに気持ちを向けるような支援が有効です。

物を分類したりするのも苦手な傾向があるため、細かく整理整頓するよりも、少々大雑把に分類して片付け、時間に余裕があるときにもう少し細かく片付けるようにするとよいでしょう。

また、空間認知能力が弱いタイプは、机や引き出しの中に仕切りをつけて、どの位置に何を片付けるか、きちんと決めておくとよいでしょう。

引き出しに絵や写真を貼って、何を片付けるか、視覚的に一目でわかるようにする工夫も効果的です。

片付け上手になるためには

整理整頓、片付け上手になるためのポイントは、物を増やさないことが何より大切です。

例えば、必要なくなったプリントはまとめて保存するか処分するか分ける、使わなくなった文房具も引き出しの中に入れておかずに処分する、など、余計なもの、不要なものを出来限り減らして、シンプルにすることが重要です。

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