【認知行動治療】コラム法とは？認知の再構成について | キッズメンタルねっと

認知行動治療の具体的なテクニックとして、もっともよく知られている方法が、考えを用紙に記入して整理する「コラム法」です。

認知行動治療のコラム法とは、治療を通じて認知をとらえ、ゆがみや問題がないか検証したり、認知の流れを整理したりする方法です。

実際のコラム法のやり方は、シートを用いて記入式で行う場合が多いようです。

まず、自分が気になっている出来事について、簡単な言葉で書き出す。

↓↓↓

そのときの認知と感情をできる範囲で言葉にして、コラムなどに記入する

↓↓↓

最初に書いた、自分のいつもの考えと違う考え方を試しに書いてみる

コラムとは、シートに書かれた枠のことです。

認知行動治療のコラム法で用いるシートには、2、3個の枠で構成されたもの、7列を使うなど、さまざまな種類があります。

少ない列のものからはじめて、だんだんと増やすこともできます。

考え方と感情を分けるときや、日頃の考え方と別の考え方を探るときなどに使う。

日頃の思考パターンを書く。

次に、他の考え方を思いつく限り書く。記入するのが苦手な人にも取り組みやすい形式。

7つの枠を使って、自分の認知を詳しくみていく。

議論をするようなイメージで、自分の考え方に賛成する立場からの根拠を書き、反対の立場からの反証を書くようにすると、書きやすい。

認知をとらえ、その根拠や反証、合理的思考を考える。

また、自分の心の変化を点数化して記入する。

認知、感情、行動が図解されたシートに記入する形式や、不安や責任感などを円グラフで表現する方法などを用いて認知の再構成を行う場合もある。

認知行動治療のコラム法には、さまざまな種類があります。

患者本人が毎日取り組めそうなものを、治療者(医師・カウンセラー)と一緒に選び、実践しましょう。

思いついたことをどの枠に書けばいいのか迷ったり、枠を埋められなくて悩んだりしたときには、遠慮せず治療者に相談しましょう。

治療者が、患者さんの状況を聞き取りながら、一緒にシート記入を進めてくれることもあります。