自分で認知行動治療を、セルフヘルプ式のやり方とは?
認知行動治療・認知行動療法[CBT]は、患者さんの症状や状態にあった方法で行われます。
認知行動治療の中でもっとも簡単なやり方は、患者さん本人がひとりでおこなうセルフ・ヘルプ式[自分で自分を助ける]方法です。
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認知行動治療の5つの方法とやり方
認知行動治療[認知行動療法]のやり方は、大きく5つの方法に分かれています。
患者さんの症状や状態にあわせて、治療方法、セラピーの強度を調整できます。
①セルフ・ヘルプCBT[認知行動療法]
認知行動治療の方法のひとつ、セルフヘルプCBTとは、患者さんが本やパソコンを使って、一人で取り組む型式です。
セルフヘルプ式CBTは、未発症の人に適応しています。
②アシスつき、セルフ・ヘルプCBT[認知行動療法]
アシスつき、セルフ・ヘルプCBT[認知行動療法]とは、病院に通院し、医師からアドバイスを受けながら、セルフ・ヘルプをおこなう認知行動治療の方法です。
アシスつき、セルフ・ヘルプCBTは、軽症の人に適応している強度の低いセラピーになります。
③CBTアプローチ[認知行動療法]
CBTアプローチは[CBTは認知行動療法の意味]、講座形式で情報提供を受け、CBTを学ぶ治療方法のひとつです。
④集団CBT[認知行動療法]
集団CBT[認知行動療法]は、既定の型式のCBTを何人かの集団やグループで受ける方法です。
一般的には、集団CBTでは全12回程度の集まりに参加することになります。
⑤個人CBT[認知行動療法]
個人CBTとは、CBTを個人で受ける認知行動治療のことです。
個人CBTは、熟練した治療者と1対1で取り組む、標準的な方法で、比較的強度の強いセラピーになります。
セルフヘルプは最も軽い段階
認知行動療法[認知行動治療]は、様々なやり方で行われています。
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病院の専門医を受診して、医師など治療者と患者の2人でじっくり取り組むのが認知行動治療の本来の形ですが、必ずしもその方法でなければ、認知行動治療を体験できないというわけではありません。
うつや不安の症状が軽く、まだ本格的な治療を必要としない人向けに、軽度の認知行動治療のセルフ・ヘルプ式が用意されています。
セルフヘルプ式の認知行動治療は、市販されている記入式の本などで、治療の一部を自習形式で体験することができます。
セルフ・ヘルプCBT[認知行動治療]の方法とやり方
セルフ・ヘルプ式の認知行動療法は、ひとりでおこなう方法です。
本やパソコンなどで、認知行動療法[認知行動治療]の一部が体験できます。
セルフヘルプ式は、あくまでも認知行動治療の入門的な取り組みになるため、より詳しく実践したい場合は、病院など医療機関に相談するとよいでしょう。
①本を読む[セルフヘルプ式の認知行動治療]
認知行動治療[認知行動療法]の本や解説書を読むことで、簡単に認知行動治療のセルフヘルプ式を体験することができます。
セルフヘルプCBT[認知行動治療]を行うには、認知や行動を書き入れて使う、記入式の本[ワークブック]が取り組みやすいでしょう。
②パソコンを使う[セルフヘルプ式の認知行動治療]
パソコンを使って、認知行動療法関連のホームページを利用することで、体験として認知行動治療を行うことができます。
パソコンのプログラムを用いた認知行動治療も、一部の病院や医療機関でで行われています。
以下のサイトでは、認知療法を5分間で部分的に体験することができます。
海外で使われている認知行動治療プログラムソフト
日本での認知行動治療においては、パソコンの活用は始まったばかりで、現在は情報提供が中心です。
認知行動治療[認知行動療法]の先進国といえるイギリスでは、認知行動療法のプログラムが100種ほど開発され、その一部はすでに医療現場で実用化されています。
その中には「ビーティング・ザ・ブルース」「フィア・ファイター」など、医療保険の適用となっているソフトもあります。
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