仕事が趣味?仕事依存症とは、症状と特徴について
日本人は、勤労を好む国民といわれています。
仕事人間、仕事が命、という人も珍しくありません。
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仕事依存症の人と仕事が大好きな人とでは、いったいどんな違いがあるのでしょうか。
仕事依存症の特徴は?
仕事をしていれば安心が得られる仕事依存には、次の3つの特徴があります。
最大の特徴【疲れを感じない】
仕事をしていれば、精神的に充実感を得ることができるので、残業時間が多くなっても、多少の肉体的な疲れがあっても、まったく負担になりません。
①仕事が生きがい
仕事が何よりも大事で、意欲的、積極的に仕事に取り組みます。仕事に熱中することで、大きな喜びを感じます。
②残業時間が多い
月50時間以上の残業をしています。仕事に満足感や充実感を感じるので、ついつい残業を増やしてしまいます。
③休養がとれない
仕事が忙しくて、休んだり、趣味や遊びでリフレッシュする時間がありません。また、休むことに罪悪感も持っています。
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仕事依存症の主な症状は?
仕事依存症で自覚できる症状は、「物理的な長時間労働」「心理的には仕事に負担を感じない」という2点です。
ただ仕事熱心だけではなく、働きすぎても疲れないのが仕事依存症の主な特徴といえます。
仕事依存症は、仕事をしていないと不安になるで、自分から仕事を増やしてしまいます。
仕事に没頭していれば楽しく、仕事以外の面倒なことに取り組まなくてもすむからです。
仕事依存症の例
医師のAさん(42歳)は、大学病院の勤務医。
深夜まで研究論文をまとめる一方、救急外来ら呼ばれればすぐに白衣を羽織って駆けつけます。
精力的に医師としての仕事をこなしていますが、家庭は崩壊寸前です。
父親も医師であったため、子どもの頃から当然のように医師を目指してきた。
後輩の学位論文の作成を手伝い、教授には評価されてきた。
「君が頼りなんだ」と言われ、それに応えるべくますます仕事に打ち込んでいる。
結婚し2人の子どもと4人家族。
だが、家にはねに変えるだけという生活が続いている。
【悩み】
家庭を顧みないので、家族は怒っている。
妻は「あなたにとって私は何なの」と詰め寄り、離婚を切り出した。
子どもたちも父親と不仲で、顔を合わせようとしない。
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