強迫性障害(強迫神経症)の理解度チェック
強迫性障害という病気について、どのくらい知っていますか?
誤解していることはありませんか?
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強迫性障害の症状は、傍目には奇妙にうつり、誤解されがちです。
その誤解が原因となって患者本人も苦しみ、家族も対応に困ることがあります。
正しい知識を得ることで、問題に適切に対処しやすくなるのです。
強迫性障害の理解度チェック
次の8つの項目に、○か×で答えてください。
①強迫性障害は珍しい病気
【×】
決して珍しい病気ではない。
強迫性障害は約2%の割合でかかる、よくみられる病気。男女差はほとんどなく、男性も女性も同じようにかかることがある。
②強迫性障害は大人がかかる病気
【×】
大人も子どももかかる病気。
強迫性障害の平均発症年齢は20歳くらい。1割の人が、10歳頃までに発症しており、子どもがかかることも多い。
③大きなストレスが原因で強迫性障害になることがある
【○】
ストレスが引き金になることが少なくない。
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就職や妊娠などのストレスをきかっけに、不安が増えて強迫性障害を発症することがある。
ストレス次第で誰にでも起こりうる病気。
④強迫性障害が悪化すると、うつ病を併発することがある
【○】
とくにうつ病になりやすい。
症状のため、やりたいことや、やるべきことができなくなり、気分が沈んでしまう。一生のうちに半数以上の割合でうつ病になる。
⑤強迫症状はクセのようなもので、放っておいてもそのうちよくなる
【×】
放っておくと悪化しやすい。
他人からは少し奇妙なクセくらいにしか見えないこともあるが、いつの間にか症状がエスカレートしやすい。
⑥薬で極端な行動を止めることができる
【○】
症状をやわらげる薬がある。
薬を使うと、不安がやわらぎ、強迫行動がおさまる。よく使われるのは副作用が少なく、使いやすい「SSRI」という薬。
⑦カウンセリングは強迫性障害の治療に役に立たない
【×】
精神療法(カウンセリング)は有効な治療法。
精神療法の一種である認知行動療法が、大きな治療効果をあげることが明らかになっている。
⑧おかしなことに気づいた時点で、早めに医師に相談する
【○】
生活に支障が出始めたら早めに相談する。
身体の病気と同じで、心の病気も早期発見、早期治療が基本。変だな、と思った時点で、早めに医師に相談しましょう。
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