[ADHDの主な特徴と症状①]授業中にじっとしていられない
子どものADHDの症状として、よく知られているのが「落ち着きのなさ」です。
とくに授業中にじっとしていられないため、問題やトラブルがおこりやすくなります。
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小学生のADHDでは多動がもっとも目立つ特徴
ADHDの症状である「落ち着きのなさ」は、いつもあらわれるわけではなく、新しい場所や不慣れな場所、刺激の多い場所で起こりやすいのが特徴です。
とくに小学生のADHDの場合、授業中は行動を制限されるため、小学校に入学ばかりのときは、もっともトラブルが目立つといえるでしょう。
授業中、勝手に席を立って歩き回ったり、その場に関係のない発言をすることが目立つことも小学生のADHDの特徴です。
中には、そわそわと姿勢を変え、じっと座ってられない子もいます。
こうした症状は、周囲の人にとっては困ったものですが、本人にとっても悩みのサインなのです。
ADHDの小学生はおとなしく座っていられない
子どものうちは誰だって、落ち着きがなかったり、忍耐力がなかったりするものです。
ただ、そうした活発な行動がいつもあり、何歳になっても続くのであれば、ADHDの傾向があるかもしれません。
友達にちょっかいを出すことが毎日続いて、学校から頻繁に注意を受けるようだと問題にもつながります。
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親・教師向けADHDチェックリスト
学校や幼稚園での子どもの様子について、あてはまるところをチェックしてください。
チェックが多い場合はADHDの可能性があるので、適切な対応が必要です。
ADHDチェックリスト
・授業中に立ち歩く
・自分勝手に話し出す
・座る姿勢が悪い
・座りながら手足を動かす
・他の子にちょっかいを出す
・順番を待てない
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ADHDの落ち着きのなさの原因は、多動性・衝動性が強い
「落ち着きのなさ」の背景には、多動性や衝動性の強さがあります。
自分の行動をコントロールするのが苦手で、注意されてもなかなか改善できず、ADHDの本人も悩んでいるはずです。
多動性
文字通り、活動が極端に多いこと。
がまんすることを覚えられない。
【3歳】好き勝手な方向に歩いて行ってしまう。
【5歳】歩き回ることは減るが、座っているのは苦手。
【7歳】座ってはいるが、身体の一部を動かす。
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多動への対応は「ほめること」
ADHDの多動をおさえる方法のひとつが、タイミング子どもをよくほめることです。
ADHDの子どもは、落ち着きがないことを強く注意されると、より緊張して平静でいられなくなります。
本当にダメなことは注意すべきですが、普段と比べて少しでもよくできたら、子どもをほめるようにしましょう。
多動性・衝動性がおさまるか、ふくれあがるかは、ほめ方次第です。
子どもの良い面を引き出すつもりで接して、学校と家庭で相談して、一貫したほめ方をすることが良いでしょう。
【×】
動くたびにしかりつける。
「身体を動かしてはダメ!」と子どもを否定する言葉を使う。
【○】
おとなしくしていられたときに、ほめる。
「いつもより静かにしていられたね」と肯定する
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