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アスペルガーはどんな教え方がいい?絵やイラストを使った伝え方で対応

アスペルガー症候群などの発達障害の子どもに対して(大人も含む)、「清潔に」「行儀よく」と抽象的な言い方をしていては、正しい生活習慣は伝わりません。

絵やイラスト、図表などを使った教え方が、アスペルガーや自閉症などの発達障害の子へのよい伝え方とされています。

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イラストや絵で学ぶ、ビジュアルラーナーとは?

アスペルガー症候群や高機能自閉症などの広汎性発達障害の人のことを「ビジュアル・ラーナー」と呼ぶ言葉があります。

ビジュアルラーナーとは、視覚的な情報(ビジュアル)で学ぶ人(ラーナー)という意味です。

アスペルガー症候群の人にとっては、それほどまでに絵や写真などの視覚情報が貴重なのです。

言葉で伝えても、食事や入浴などの生活習慣をなかなか覚えられない子には、絵やイラストを使って教え直してみましょう。

イラストで見せるとアスペルガーの子は理解しやすくなります。

また、言葉の意味を理解するのは苦手でも、イラストを覚えることは得意という子がいます。

「次は髪を洗ってね」と言われたとき、意味はすぐに出てこなくても、絵やイラストを思い出して髪を洗えるようになります。

絵やイラスト、図表を見せることで習得が速くなる

アスペルガー症候群の子どもは、掃除や洗濯など、手先を使う作業は苦手でなかなか習得できません。

目の前で手本をやって見せたり、図やイラストを使って説明したりして、子どもの理解を助けましょう。

整理整頓、掃除が苦手なアスペルガーの子には、片付ける順番を図で示すのも良い方法です。

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身のまわりの習慣を覚えることから始める

アスペルガーの子どもにとって、まず大事なのは、片付けや入浴など自分の身の回りの習慣を覚えることです。

それができるようになったら、家族の手伝いに挑戦しましょう。

ステップアップを続けることが、自立への確かな成長となります。

掃除・片付け

掃除は、掃除機をかける範囲を指定する。
片づけは、ものをしまう場所を決めると覚えやすい。
最後に確認作業をすることも教える。

ゴミの分別・リサイクル

片付けの延長作業として、ゴミの分別とリサイクルを教える。
ものを片付けるだけでなく、タンスから出したり、捨てたりすることも覚える。
反復作業になるため、比較的覚えやすい。

着替え

洋服の出し入れや着替えをひとりでできるよう、少しずつ手助けを減らす。
自主性を育むきっかけに。

入浴・洗顔

身体を洗う手順をあらかじめ示しておく。
無理にさわろうとせず、本人の意思をくみ取る。
洗顔はまずタオルで顔を拭くことから慣れる。

洗濯

水への抵抗がなければ、洗濯にも挑戦。
洗面所や浴室への抵抗がなくなれば、洗濯にも自然と興味が出てくる。
作業が多いため、段階に分けて少しずつ教えるようにする。

食事

ベタベタしたものを嫌う子が多い。
どうしても嫌なものはひとまずさけ、食べることの喜びを感じることからスタート。

買い物

食べることへの興味は、他の作業につながりやすい。
一緒に買い物をして、お金の使い方を教える。

料理・炊事

食器の片付けや洗い物からはじめて、料理の手伝い、炊事全般へと作業の幅を広げていく。
食事は手伝いに結びつきやすい要素。
刃物や火元など危険なものは避けるようにする。

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