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リストカットや自傷行為のきっかけは?家族や友達関係のトラブルが多い?

リストカットなどの自傷行為には、多くの場合、その行動のきっかけとなる出来事があります。

どんなきっかけがあるのか、を知ることも、本人の気持ちを理解するヒントになります。

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家族や友達関係のトラブルがリストカットや自傷行為のきっかけになりやすい

ほとんどのリストカットや自傷行為は、ある出来事をきっかけに起こります。

きっかけとなる出来事には、人間関係の悪化や、ストレスを感じさせる変化などがありますが、最も多いのが、身近な人とのトラブルです。

このような場合、トラブルの相手となった人が、自傷行為の引き金になった自分を責めたり、その後、きっかけとなる出来事を起こさないようにすることがあります。

しかし、きっかけだけと取り除いても意味がなく、その結果、関係がギクシャクしてしまい、双方が苦しみ続けることがあります。

きっかけとなる出来事だけを取り除いても、根本にある問題を解決しない限り、自傷行為(リストカット)はなかなかおさまりません。

自傷行為(リストカット)の背景にある、さまざまな要因や問題

自傷行為の要因として多いのが、身近な人とのトラブルや対人関係の悪化や変化などのストレスです。

けんかなど、明らかなトラブルのほか、緊張状態が長く続くなどのストレスは「緊張の糸が切れる」きっかけを招きます。

子どもの場合は家族の問題、成人では同僚とのトラブルがきっかけとなる場合が多く見られます。

環境になじもうとするストレス

対人関係に苦手意識があったり、現在の環境が自分になじまないと感じていると、いつもストレスを感じて過ごすことになります。

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ケンカやトラブル

家族や友達とのケンカで、不安や絶望感が高まることが、自傷行為のきっかけにもなります。

孤立・孤独

環境にとけ込めず、周囲の人との関係が薄い状態が続くとそれもストレスになり、リストカット・自傷行為のきっかけになることもあります。

身近な人との離婚や別居など

親や家族などが離婚や別居をするなどの大きな変化は、ストレスを強め、自傷行為(リストカット)の危険も高くなります。

親しい人との別離

失恋、家族や友人が亡くなるなどの「喪失体験」も、自傷行為の引き金となる場合があります。

出来事がリストカットや自傷行為のきっかけになることも

人間関係、対人関係などの他人との直接の関わりだけではなく、身の回りの出来事が自傷行為(リストカット)をするきっかけになることもあります。

例えば、毎年、事故にあった日が近づくとリストカットするなど、不安な記憶や恐怖感から逃れようとする人もいます。

つらい体験を思い出す

本人の過去に事故などのつらい経験やトラウマがあると、それを思い出させる出来事に遭遇したときに、その緊張や恐怖感から逃れるために自傷行為(リストカット)に走ることがあります。

大きなストレスやプレッシャーがある

学生なら試験やレポートなど、差し迫ったプレッシャーや大きなストレスに耐えきれなくなって、リストカットをする人がいます。

周囲の過剰な期待に応えようとして追いつめられ、自傷行為をすることも少なくありません。

社会的なトラブルを起こす

自傷行為の背景にある強い怒りは、しばしば暴力などのトラブルになることがあります。

こうしたトラブルをきっかけに、リストカットなど突発的な自傷行為に走る場合があります。

他の人がリストカットしていることを知る

友人がリストカットをしていることを知らされるなど、身近な人の影響を受けて、自傷行為を始めることがあります。

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