【中学勉強】英単語の覚え方のコツ、暗記法は?なぜ効率よく覚えられない?

高校受験では「英単語を記憶する」ことが、英語で高い点数をとるためには基本中の基本です。

英単語の意味を覚え、スペルを間違わずに書ける、ということは、中学英語の基礎学習になります。

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そこで今回は、高校受験対策にも重要な、中学で習う英単語の暗記法、覚え方のコツについて、おすすめポイントをまとめてみたいと思います。

中学英語の学習法&勉強法の参考にしてみてくださいね。

「繰り返し書く」勉強法では英単語は覚えられない?

よく言われる英語の勉強法に「繰り返し書く」という学習法があります。

ですが、ただ単に英単語を繰り返し書く勉強法では、なかなか覚えられません。

「1日に10回、繰り返し書く」だけでは、効率のいい英単語の覚え方とはいえません。

では、英単語の覚え方のコツ、おすすめの暗記法や学習法はどんな方法があるのでしょうか。

英単語が覚えられないのは、発音/アクセント/読み方が分からないから

「なかなか英単語が覚えられない」「すぐに忘れてしまう」など、英単語の暗記で悩んでいる中学生も数多くいます。

英単語を効率よく覚えられない&暗記できない大きな理由は、次の3つです。

・英単語の発音が分からない
・アクセントが分からない
・読み方が分からない

英単語を暗記するときに、発音や読み方、アクセントが分からないと、なかなか覚えられない、という状態になりやすいです。

効率よく英単語が覚えられないと、英語の勉強がはかどらず、イライラしたり、ストレスがたまりやすくなってしまいます。

せっかく英単語の勉強をするなら、効率のいい覚え方でサクサクっと勉強したいですよね。

効率よく英単語を覚えるおすすめ暗記法

英単語の覚え方のコツは、どうやってうまく暗記するか、という点がポイントです。

人間の記憶には「短期記憶」と「長期記憶」の2種類があります。

短期記憶とは短い時間だけの記憶のことで、時間がたつと忘れてしまうような記憶のことです。学校のテストでいえば、一夜漬けの記憶は短期記憶ですね。

テストが終わって数日後にはすっかり忘れてしまう、という記憶が短期記憶です。

それに対して長期記憶とは、比較的長い間覚えていられる記憶です。高校受験勉強ではこの長期記憶が基本になります。

では次に、効率の良い英単語の覚え方のポイント紹介しますね。高校受験勉強の参考にしてみてください。

長時間の勉強よりも1日3分の方が暗記に効果的

英単語の暗記法として重要なポイントは、1日に長時間の勉強をするよりも、3分や5分など短い時間でいいので回数・日数を増やすことです。

例えば、1日に60分かけて英単語を覚えようとするよりも、5分を12日間反復学習した方が、圧倒的に覚えやすく暗記できます。

ポイントは「脳を刺激する回数を増やすこと」です。

脳を刺激する回数が多いければ多いほど、記憶されやすくなります。さらに、何回も脳を刺激して覚えた内容は「長期記憶」となり、忘れにくくなるメリットもあります。

効率的な暗記法は、1日に何時間もかける勉強法ではなく、たった数分でいいので記憶しようとする回数を増やすのがポイントです。

①英単語を声に出して読む

最初は単語帳や教科書を見ながらでいいので、英単語を声に出して読みましょう。このとき発音とアクセントも一緒に覚えます。

読み方が分からない英単語を覚えるのは、暗号を覚えるようなもので、かなり難しい勉強法になり「なかなか覚えられない」状態に陥りやすくなります。

まずは、英単語の読み(発音とアクセント)を知ることが暗記の近道です。

②日本語の意味を覚える

次に、その英単語の意味を覚えます。この段階では、まだ英単語のスペルを正確に覚えなくても大丈夫です。

単語カードなどを使って、表に英単語、裏に日本語の意味を書き、英単語を見てすぐに日本語の意味が出てくるようになるまで、何回か繰り返しましょう。

このときも、実際に声を出しながら、英単語の読みと日本語の意味を覚える方法が効率的です。

声に出す暗記法は、自分の出した声が耳に入って聞こえてくるので、目で見る「視覚」だけでなく、耳で聞く「聴覚」も使うことになるので、とても効果的な学習法です。

「聞くこと」にポイントをおいている英単語帳では、キクタンが人気があっておすすめですね。


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③英単語のスペルを覚える

ある程度、英単語の読み方・発音・アクセントを覚え、日本語の意味も覚えてきたら、スペルも正確に覚えましょう。

英単語のスペルの覚え方は「繰り返し書く」ことです。

この段階になると、手を動かして紙に鉛筆で繰り返し書く学習が何よりも大切です。

子供を東大生に合格させたあるお母さんが「子どもの筆圧が強い場合は、早めに直してあげてください」という言葉を残しています。

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筆圧が強いと、字を書いているとすぐに疲れてしまい、勉強が続かなくなってしまうから、とのことです。

それくらい暗記するには「繰り返し書く」ことが効果的な学習法なんですね。

また、書くときにも、ブツブツと英単語を声に出して読みながら書くとより効果的ですよ。

英単語だけでなく、例文や絵、イラストで覚えるイメージ暗記法もおすすめ

英単語を効率よく記憶する勉強法として、例文、絵・イラストを使って、イメージで覚える方法もおすすめです。

英単語だけだとイメージがつかみにくい場合でも、例文、絵やイラストを使うことで、暗記しやすくなります。

英語の教科書やテキストにも、絵やイラストが載っているのは、その方が学習に良い効果があるからです。

英単語帳やドリルだけで英単語を完璧に記憶しようとするのではなく、ある程度英単語を暗記できてきたら、教科書やテキストの例文を丸暗記することで、英単語だけでなく、文法の学習にもなって一石二鳥です。

スマホアプリやタイピングゲーム、PCソフトや動画での英単語学習法は?

今ではiPhoneやAndroidのスマホを持っている中学生も多く、「英単語の勉強アプリ」も無料版&有料版の両方で数多く出回っています。

また、PCソフトやタイピングゲームも、インターネット上で探せば無料で提供されているものを簡単に見つけることができます。

他にも、YouTubeなどの動画サイトでも「英会話スクール」「英語の勉強法」など、英語関連の無料動画がアップされています。

こうしたスマホアプリやPCソフト、タイピングゲームやYouTube動画で、英単語を勉強するのもひとつの学習法です。

ただし、スマホアプリだけ、動画だけでの英単語の学習は、あまりおすすめできません。

「繰り返し書く」「発音やアクセントを聞く」という一番基本の英単語の暗記学習をした上で、サポート学習として活用すると良いでしょう。

中学で習う英単語の数は全部でいくつ?文部科学省の中学英語の学習指導要領について

中学校で習う英単語の数はいくつなのか、気になったので調べてみたところ、文部科学省の学習指導要領では「1200語程度の語」となっていました。

一応参考として、文部科学省の中学の学習指導要領「外国語(英語)」をPDFデータで貼っておきますね。(ちょっと見にくいです)

→中学英語_学習指導要領_文部科学省[PDF]

あくまでザックリと1200語程度なので、細かく「英単語の語彙の数はいくつ」と決められているわけではないみたいです。

ですので、高校受験対策の英単語の暗記学習には、市販の英単語帳や参考書を使う方が効率が良さそうですね。

「中学生向けおすすめ英単語帳」については、こちらの記事で詳しく書いてあるのでぜひ参考にしてみてください。

→中学生向け英単語おすすめBEST3【高校受験/高校入試対策】

中学で習う英単語の一覧PDF、Excelプリントは?

中学で習う英単語の一覧PDFや、プリントのExcelデータはないのか探してみました。

文部科学省では中学英単語の一覧PDFは見つけられませんでしたが、大阪府教育委員会の「中学で学ぶ英単語集」を見つけたので参考にアップしておきますね。

→大阪版 中学校で習う英単語集[PDF]

aからzまで、アルファベット順に中学で習う英単語が一覧表にまとめられて、意味と例文も一緒に載っていました。

大阪版となっていますが、文部科学省の管轄内になるので、他府県でも同じ内容だと思います。

ただ、この一覧表を受験勉強に使えるかというと、無料なのはいいのですが、ちょっと勉強しにくそうなのが残念です。

高校入試問題に頻出&必修の英単語は、おすすめ英単語帳や参考書でチェックを

高校入試問題によく出る頻出の英単語をしっかり暗記学習するには、市販の英単語帳での勉強が効率が良いです。

「入試問題に頻出」という点にフォーカスするのであれば、「出る順ターゲット」が一番ぴったりですね。

その名の通り、高校入試問題に出題されやすい頻出順に英単語が並んでいるので、まさに高校受験対策の英語学習に最適です。


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中学生向け高校受験対策のおすすめ英単語帳については、こちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

→中学生向け英単語おすすめBEST3【高校受験/高校入試対策】

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