ストレスが原因の発作、過換気症候群(過呼吸)の症状・完治の方法
仕事勤務中に、呼吸が息苦しくなり座り込んでしまう。
こんな症状があらわれたら、過換気症候群の可能性があります。
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体力的、精神的に厳しい仕事を指示されたわけではないのに、勤務中に倒れてしまう人がいます。
過換気症候群はストレス疾患のひとつと考えられています。
死ぬのではないか、という恐怖を感じる過換気症候群
心身症にはさまざまな症状のあらわれ方がありますが、ストレスの影響が呼吸系に出た場合の「過換気症候群(過呼吸)」は、本人にとっては死ぬほど恐ろしい症状に感じられます。
突然、息ができなくなり、呼吸が止まるようになるため、窒息死するのではないか、というほどの恐怖を感じます。
過換気症候群(過呼吸)は、一見すると、貧血やめまいと似ていますが、本人にとってはもっと深刻な病気です。
根本的な治療にはストレス対策を
呼吸の乱れは一時的な症状であり、少し休んで時間がたてば呼吸も整い、問題なく働けます。
しかし、過換気症候群をそのまま放っておくと、いつかまた同じ症状(発作)が起きます。
自分に仕事があわないのに無理をしていたり、同僚との人間関係がうまくいかなかったり、どこかにストレスの元があるはずです。
周囲の人は、本人にプレッシャーをかけない対応が大切です。
過換気症候群の仕事への影響
・接客業、サービス業ができない
・ひとりで外出できない
・早退が増え、仕事量が減る
呼吸が苦しくなる、過換気症候群とは?
過換気症候群は、心身症の一種です。
ストレスによって血液の流れや肺の働きに異常が起き、呼吸困難のような症状がでます。
発作時には、突然、呼吸に乱れが出て、崩れるように座り込みます。
疲労や貧血などによる症状ではなく、本人に聞いても原因がはっきりわかりません。
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何が原因なの?過換気症候群・過呼吸
過換気症候群・過呼吸の原因は、ほとんどの場合ストレスです。
仕事や育児、人間関係や悩みなどのストレスがたまって神経系の呼吸中枢に異常が起きて、肺の働きが乱れます。
例えば、仕事での重大なミスや転勤など、強いストレスだけでなく、日頃の小さなイライラがたまることもきっかけになります。
過換気症候群の身体症状は、呼吸困難が問題になりますが、ほかにも頭痛や腹痛、めまいなどさまざまな心身症があります。
ストレス自体が過換気症候群・過呼吸の引き金になり、身体そのものには異常がありません。
過換気症候群・過呼吸の発作への対処法は?
発作が出た場合の対処方法として、袋を使っておさえるのが基本的な対応です。
紙袋を口に当てて呼吸すると、比較的早く呼吸が整います。
深呼吸は逆効果になるので注意してください。
当面の対策として、薬物療法を短期的な治療として行うことがあります。
1〜2週間程度の期間で、抗不安薬や抗鬱薬を服用する場合があり、発作を予防することが可能です。
過換気症候群・過呼吸の人に言ってはいけない言葉
「それは病気だ。医者に行きなさい」
「息切れくらいで死にはしないよ」
過換気症候群・過呼吸の本人はがんばろうと思っています。
まわりから突き放されるような言葉はショックを受け、さらにストレスが強くなってしまいます。
過換気症候群(過呼吸)の症状を完治させるためには、ストレス対策が必要です。
仕事で我慢してストレスをためすぎていないか、職場に適応できているか、環境を見直すことから始めましょう。
対人恐怖など重症化してしまわないように、早めの対応が望まれます。
【ストレス対策】
仕事のプレッシャーや職場環境などをかえりみる。
症状が改善しても、環境が変わらないと再発する可能性がある。
過換気症候群の対応まとめ
・発作のおさえ方を覚える
・ストレスの元を絶つ
・不安、恐怖には薬で対応
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