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花粉症の免疫治療(減感作治療)の効果や費用は?注射、舌下

花粉症は一度なったら治らない、体質のようなもの、といわれていますね。

実際に、それまでは花粉症じゃなかったのに、急に花粉症になった、という人もいて、そういう場合、その先もずっと花粉症の治療に悩まされる、ということが予測されます。

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レーザー治療や薬物治療など、花粉症の治療方法にはいくつか種類があるのですが、どれも一時的な対症療法になり、花粉症を完治させる目的ではありません。

花粉症を完治させる、完全に治すには、アレルギー体質を改善させる必要があり、レーザー治療や薬ではなく、免疫治療(減感作治療)をおこなう必要があります。

今回は、花粉症を完治させるための免疫治療(減感作治療)について調べてみたのでまとめてみたいと思います。

花粉症を完全に治す!完治する免疫治療(減感作治療)

花粉症の治療において、鼻の粘膜を焼くレーザー治療や、薬で症状をおさえる薬物治療は、一時的な治療方法になります。

これに対して、免疫治療(減感作治療)は、アレルギー反応をおこす体質そのものを変えてしまい、花粉症が完全に治る、完治させることを目的とした治療法といえます。

花粉症の免疫治療(減感作治療)の種類には、皮下注射と舌下投与のふたつの方法があります。

皮下注射による免疫治療(減感作治療)

皮下注射は、その名の通り注射する治療方法です。

花粉症の免疫治療(減感作治療)での皮下注射は、花粉のエキスを注射で体内に少しずつ入れていき、身体を花粉にならしていきます。

そうすることで、過剰な免疫治療であるアレルギー反応を弱め、花粉症を治すのです。

最初は、薄い濃度の花粉エキスから治療をはじめ、徐々に時間をかけて花粉の濃度を濃くしていきます。

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アレルギー体質そのものを変えることになります。

舌下投与の免疫治療(減感作治療)

花粉症の免疫治療(減感作治療)には、注射以外に、舌下投与という方法もあります。

舌下投与は、口の中、舌の下にアレルギーの素を含み、数分間そのままの状態にしておき、その後に飲み込む治療方法です。

皮下注射の免疫治療は1950年頃から保険適用でしたが、2014年からは舌下投与の免疫治療(減感作治療)も保険適用となり、人気が高まってきています。

免疫治療(減感作治療)の費用は?価格と料金

初診時は、初診料とアレルギー検査代、薬代の合計で5000円程度のようです。

その後は、受診1回につき2000円前後が一般的な価格のようです。

花粉症の免疫治療(減感作治療)は、健康保険が適用されるので、1回あたりの費用はそこまで高くなく、自己負担額は安いようです。

ただ、花粉症の免疫治療(減感作治療)は、しばらくの期間、病院に通院する必要があります。

個人差がありますが、最初は1週間に1回の通院を3ヶ月程度、その後は月1回を2、3年続けるようです。

免疫治療のメリットと効果

・根本的に花粉症を治すことができる
・治療中から症状が軽くなり、薬の量を減らせる
・治療後も効果が続く

花粉症の免疫治療の注意点

・長期間通院を続けて行う
・定期的に病院を通院する必要がある
・アレルゲンを直接体内に入れるため、強いアレルギー反応がおこることもある
・特定の病院で治療を受ける必要がある

まとめ

花粉症を完全に治すことができる、というのは、症状がひどい人にとってはうれしい治療法ですよね。

注射は痛いのでイヤ、という人でも、舌下投与の免疫治療(減感作治療)があるので選択の幅が広がっています。

通院を続けることがちょっと面倒かな、と思いますが、それで花粉症が完治するのなら、我慢できるような気もしますね。

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