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職場の対応や接し方は?自己愛性人格障害のコミュニケーション

自己愛性人格障害の人は職場の人間関係においてもトラブルを起こすことが多い傾向があります。

上司や部下など、会社に自己愛性人格障害の人がいた場合の対応や接し方はどのようにすればいいのでしょうか。

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トラブルが多い職場での自己愛性人格障害

会社、職場での人間関係において、自己愛性人格障害の人がいるとトラブルや問題が多くなりがちです。

その結果、まわりの人は自己愛性人格障害の言動にふりまわされて疲れ果ててしまうことになりかねません。

自分勝手、わがまま、といった特徴がみられる自己愛性人格障害の人とのコミュニケーションではどのような対応が望まれるのでしょうか。

誠実な対応が基本

職場でのまわりの人からすると、自己愛性人格障害の人はわがままで自分勝手という印象を持っている場合がほとんどです。

場合によっては「あたまがおかしい」と言いたくなるようなこともあるでしょう。

ですが、自己愛性人格障害に対して、人間性を否定したり、拒否するようなコミュニケーションは人間関係をさらに悪化させることになる可能性があるので注意しましょう。

自己愛性人格障害の人は腹立たしい行動や言動が目立ちますが、怒りをグッとこらえて、相手を尊重した誠実な対応が大切です。

誠実なコミュニケーションをとることで自己愛性人格障害の人も落ち着きやすくなります。

上司が自己愛性人格障害の場合

会社の上司が自己愛性人格障害で困る、という人も少なくないようです。

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上司が自己愛性人格障害の場合、部下は自分勝手でわがままな上司に振り回されることになり、心身ともに疲れ果ててしまうケースもみられます。

部下の状況を考えず、思いやりのかけらすら感じられない自己愛性人格障害の上司に、理解を求めるのはなかなか難しいことです。

第三者、会社の人事や総務、産業カウンセラーなどに相談する対応が望まれます。

ですが、会社が自己愛性人格障害の上司を有能な人物と評価している場合には、部下は自分の配置転換や転属、場合によっては転職を考える方がいいこともあります。

部下が自己愛性人格障害の場合

職場の部下に自己愛性人格障害の疑いがある場合、扱いにくい、言うことを聞かないなど、トラブルや問題が生じるケースも少なくありません。

ですが、適切な状況を整えることで、自己愛性人格障害の部下の能力も発揮できるようになります。

対応ポイントとしては、批判をしない、誠実な対応をする、尊重したコミュニケーションを心がけるとよいでしょう。

自己愛性人格障害も人は、自分を拒否する、批判するといったまわりの対応に過剰反応を示す傾向があるので、誠実なコミュニケーションが望ましいと言えます。

自己愛性人格障害と決めつけないこと

会社、職場での人間関係でトラブルが多いからといって、必ずしも自己愛性人格障害ということではありません。

仕事で疲れている、ストレスがたまっているなど、他の理由も考えられるので、自己愛性人格障害と決めつけないようにしてください。

また、自己愛性人格障害の場合でも、行動やふるまいは自分勝手でわがままに感じられますが、本人は心の底で不安や孤独を感じているものです。

そうした心の苦しみに寄り添い、共感する対応によって、職場での人間関係も良好な方向へと向かっていくことでしょう。

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