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本人が病院を嫌がる場合は家族だけでも受診すること/自己愛性人格障害

自己愛性人格障害の患者本人は、多くの場合、病院を受診することを嫌がるようです。

そういった場合、親や家族はどう対応するとよいのでしょうか。

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病院を受診するのを拒否する

自己愛性人格障害の本人は、病院に診察しに行くことを拒否する場合が多くみられます。

なぜなら、自己愛性人格障害の本人が人間関係での悩みや問題を抱えていたとしても、「自分が悪い」「自分に問題がある」というような考えをすることはなく、「相手が悪い」「まわりが悪い」と自分は正しいと思っているからです。

ですので、親や家族、まわりの人から受診を勧められても、なかなか病院に行くことは望めません。

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ただ、自己愛性人格障害とはまた別の症状、例えば不眠症や抑うつ感など、他の精神疾患の症状で悩んでいる場合は、病院を受診することもあります。

自己愛性人格障害で受診する、ということは実際にはほとんどなく、他の精神疾患の受診をきっかけに自己愛性人格障害の問題が明らかになるケースが多いようです。

家族だけでも受診することも可能

自己愛性人格障害の本人が病院に受診することを嫌がると、親や家族は困ってしまいがちです。

そういった場合、家族だけで病院の受診し、悩みを相談することも可能です。

親や家族が人間関係を見直し、自己愛性人格障害の本人との関わり方や接し方、コミュニケーションのあり方を変えていくことで、本人にも変化があらわれることもあります。

ただし、本当の治療は本人抜きではできません。

いずれは自己愛性人格障害の本人が病院を受診して治療に取り組む必要があります。

親や家族はあせらず、本人も病院に行ってみようと思えるように、地道な働きかけを続けていくことが重要です。

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