とっさのときの対処法とは?自傷行為(リストカット)の対策
自傷行為(リストカット)に立ち向かっていく道のりは、「傷つけたい気持ち」と「コントロールしようとする気持ち」のせめぎ合いです。
しかし、自分を責めたい気持ちが強くなってきたときに、いつでも周りの人に助けを求められるとは限りません。
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自傷行為(リストカット)に立ち向かうときには「一人でできる息抜き法」をいくつか用意しておくと役立ちます。
とっさにできる対処法を用意する
「傷つけたい気持ち」が強くなったときに、すぐにできる息抜き法は強い味方です。
自分に見合った方法をみつけ、練習するうちにリラックス効果も高まります。
自傷行為(リストカット)の対処法といての息抜き法は「いつでも」できるものを選びましょう。
たとえば、「温泉に行ってゆっくりする」のは、リラックスする方法としてはすぐれていますが、いつでもできるわけではありません。
ときと場合によらず、いくつか自分に向いた方法をあらかじめピックアップしておくことがオススメです。
気をまぎらわす、息を抜くといっても、気持ちが緊張しているときには、なかなか思いつきません。
すぐにできる手軽な方法と、少し時間がかかっても好きなことをじっくりできる方法と、いくつか決めておくと安心できるでしょう。
すぐにできる気紛らわし
・テレビを見る
・掃除する
・ゲームをする
・本を読む
・編み物やパズル、クイズなど、趣味のことをする
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以上のような手軽で費用があまりかからない対処法は、選択肢が多くあります。
ですが、手軽ですぐに気持ちを切り替える反面、リラックス効果はやや低い場合もあります。
リラックス効果も期待できる息抜き法
・音楽を聴いたり楽器を演奏する
・絵をかいたり、絵画を鑑賞する
・身体を動かす
・散歩に行く
このような対処法は、リラックス効果は高いのですが、道具が必要だったり、時間帯や場所によっては実行が難しい場合もあります。
上達することや完成度にこだわりすぎないことが大切です。
多角的に取り組む
リストカットなどの自傷行為に立ち向かうときには、周囲の人との関係を見直し、治療を続けながら、自分自身のありようとも向き合うなど、多角的な取り組みが必要です。
ただ、他の誰かと一緒にいる時間よりも、一人で過ごす時間は以外と長いものです。
一人の時期をどう過ごすかが重要なのです。
周囲の人とのかかわり合い
周囲の人に自分の気持ちをどのように伝え、理解してもらうか、どうすれば周囲の人に依存せずに距離を保って向き合えるかを少しずつ学んでいきます。
自分自身について考える
自分だけで、自分について考える作業は、孤独でつらいものです。
不安や孤独、絶望が高まったときに、立ち向かうだけはでなく、他のことで気をまぎらわしたり、緊張を緩める方法を身につけることは「逃げる」こととは違う、実践的な対処法です。
専門家による対応・治療
自分自身を見直す方法や、人とのつきあい方を学ぶのを手伝ってもらいます。
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