社会不安障害が原因で不登校、ニート、引きこもりになる二次障害も?
社会不安障害(極度のあがり症)を発症すると、うつ病やパニック障害などの合併症になってしまうことも多いのですが、二次障害として不登校やニート、ひきこもりに陥ってしまう人も多いのです。
ニートや引きこもりになる二次障害を防ぐために、家族や周りの人はどのような対応をすればよいのでしょうか。
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ニートや引きこもりになりやすい社会不安障害の子供
社会不安障害は、人前でひどく緊張してしまったり、対人コミュニケーションが苦手だったり、対人関係の症状が特徴のひとつです。
人と上手く話せない、人間関係がうまく築けないことも多く、その結果として不登校や引きこもり、ニートになってしまうケースも少なくありません。
例えば「学校での友達関係がうまくいっていない」「学校はなんとか通っているが、授業が終わるとすぐに家に帰って自分の部屋に閉じこもってしまう」といった毎日が続くと、徐々に学校に行けなくなり、不登校、引きこもりになってしまうリスクも高くなってしまいます。
子供の社会不安障害で一番ケアしたおきたいのは、症状を悪化させないことです。場合によっては、学校の担任教師にも相談し、家族と学校側とで協力して子供の社会不安障害をケアする姿勢が大切です。
引きこもりの原因になりやすい心の病気
子供の引きこもりの原因になりやすい心の病気にについて、日本での調査データを紹介したいと思います。引きこもりの原因は学校でのいじめや不登校の場合も多いのですが、社会不安障害などの精神疾患を発症しているケースも多いようです。
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・発達障害 27%
・不安障害 22%
・パーソナリティ障害 18%
・気分障害 14%
・精神病性障害 8%
・適応障害 6%
・その他 5%
(内閣府「引きこもりの評価支援に関するガイドライン案」の調査参照)
社会不安障害の二次障害を予防するためにも早期受診を
人前が苦手、人と上手く話せない、と人間関係に対して恐怖を強い不安を感じる社会不安障害の子供は、様々な二次障害のリスクを含んでいるといえます。
小学校や中学、高校の学生の時期に、不登校やひきこもりになってしまうと、社会不安障害だけでなく、進学、就職、結婚など、あらゆる社会的場面においても二次的な問題が起きやすくなってしまいます。
社会不安障害の二次障害には次のような例が考えられます。
・学校へ行けなくなり不登校に
・自分の部屋に閉じこもるようになり引きこもりに
・就職することができずニート状態に
・社会経験がほとんどないまま成人してしまう
・異性関係が怖くて恋愛も結婚もできない
家よりも学校で社会不安障害の症状があらわれやすい
極度のあがり症(社会不安障害)の子供であっても、自分の家や家族の前では、比較的リラックスしていることも多く、あまり緊張しないのが一般的です。
社会不安障害の兆候やサインが多くあらわれやすのは、学校です。そういう点から考えると、学校の担任教師が、子供の社会不安障害について一番早く気づくことができるといえます。
ですので、子供が社会不安障害かどうか、を知るためには、学校の担任教師に学校での子供の様子を教えてもらうことが大切です。また、担任教師だけでなく、スクールカウンセラーにも相談してみるとよいでしょう。
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