【社会不安障害】仕事が怖い?あがり症はつらい、人の目が気になってしまう
人前で緊張しやすい、という程度であれば、なんとか頑張ってその場をやり通すことも可能です。
しかし、社会不安障害(あがり症)の場合、不安を感じる状況から逃げようとしてしまい、日常生活に支障が出てしまうのが問題です。
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社会人の場合だと、社会不安障害の人は「仕事に行くのが怖い」「会社に行きたくない」と強く不安や恐怖を感じ、仕事でもミスや失敗が増えたり、仕事が続かず辞めてしまったりするケースもあります。
「逃げたい」思いが強い社会不安障害
社会不安障害の場合、不安や恐怖を感じる場面から「逃げたい」という思いが強いのも特徴的です。
人前で笑われたり恥をかいたり、という「嫌な体験」をしてしまうと、そのときの体験が記憶に深く刻まれ、「次も同じような嫌な目にあるのでは」と不安や恐怖を感じるものです。
そして、不安を感じるような状況やシチュエーションでなくても、そうした状況を想像するだけでも強い不安を感じ、恐怖につつまれてしまいます。
不安感が強くなってくると、失敗したときと同じ状況にいるのが苦痛に感じ、学校をサボったり、仕事を休んでしまったりすることもあります。
その結果、苦手と感じる状況での成功体験を得られず、さらに不安感が強くなってしまい、症状が長期化してしまうのです。
仕事が怖い?社会不安障害のつらさとは?
社会不安障害(あがり症)の多くは、過去に嫌な気持ちになった失敗体験があるものです。
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例えば、会議でのプレゼンがうまくできなかった、食事に行った時に自分の食べる音が気になりすぎてしまった、スピーチの際の頭が真っ白になって目眩で倒れてしまった、といった体験がきかっけになったりします。
そして、また同じ失敗をするかもしれない、と強い不安感や恐怖感におそわれ、「会社に行くのが嫌だ」「電話に出るのが怖い」と仕事が怖くてたまらなくまり、仕事を休んでしまうこともあります。
また、食事に誘われたりしないように人付き合いを減らしたり、頼まれたスピーチを断ったり、「逃げたい」気持ちが強いため、社会的な評価が下がったり、症状が長引いてしまうことも少なくありません。
周りの人からの目や評価が気になる
社会不安障害(あがり症)の人は、過去の人前での失敗体験から「変な人と思われるのでは」「頭が悪いと思われるかも」と、周りの人からの目や評価を必要以上に気にする傾向があります。
周囲の目が気になるから、自分があがり症であることも隠してしまいたいと思い、人前に出ることから逃げて「回避」するようになってしまいます。
社会生活が困難になってしまうケースも
しかし、学校や会社を休んだり、人が集まるような場所を避けてばかりでは、社会的な評価が得られなくなってしまいかねません。
社会生活は他人との人間関係なしでは成り立ちません。人との関わりを避けて周囲から孤立した生活の中では、周りの人から評価される機会すらなくなってしまいます。
周りの人から「ダメな人」と思われるのを恐れて逃げてばかりだと、逆に周囲からの評価が下がってしまう、という悪循環に陥ります。
こうした点も、社会不安障害(あがり症)が抱えている大きな問題のひとつといえます。
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