【発達障害の中学生】勉強できない、成績が悪い、家庭教師や個別学習が効果的?

発達障害の子どもにとって、中学生くらいになってくると、学校の勉強についていけない悩みも増えてくるようです。

小学生の間は授業についていけていたのに、中学、高校と進学するにつれて、学校の授業内容も難しくなり、自信喪失してしまう発達障害の人の少なくありません。

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勉強できない、成績が悪い【発達障害の中学生】

発達障害の子どもにとって、小学校よりも中学校の方が学習面においては厳しい環境に変わっていきます。

中学校に入ると、学校で学ぶ教科の数も増えますし、国語、数学、英語など、科目ごとに担当する教師が変わるようになります。

小学校の間は、担任教師が発達障害について理解し、またその子の特性に応じてうまく工夫しながら勉強をサポートしていたけど、中学校になると「個別指導」のようなサポートが難しくなってしまい、成績が悪く、勉強についていけなくなるケースも少なくないようです。

LD学習障害の中学生は大変?

発達障害の中でも、知能指数IQが70〜79の境界線で、読む、書く、計算するなどの特定の能力に困難があるLD学習障害の場合は、中学生に成長してくると、学校の授業についていくのは大変になっていきます。

LD学習障害による学びの遅れも重なり、学校での勉強の困難は複数教科に広がり、まわりから遅れて行ってしまう傾向がみられます。

対処法は家庭教師や個別指導?「発達障害の勉強法」

発達障害の子どもが小学生の頃は、親や兄弟が宿題をみてあげたり、手伝ったりと、勉強面でのサポートも比較的やりやすいと思います。

ですが、中学、高校と進学していくと、学習レベルも上がり、家庭だけでのサポートでは、学校の授業についていけなくなりがちです。

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ここで発達障害の子どもの学習を放置してしまうと、勉強へのやる気そのものも損ないかねません。

この先、高校、大学への進学を考えている場合、学校での勉強に遅れが出すぎてしまう前に、適切な手段をとることが望まれます。

発達障害の勉強法のサポートとして有効なのは、個別指導や家庭教師のスタイルです。

本人の学習段階、スピードにあわせて、適切な指導が受けられる点が個別指導or家庭教師のメリットです。

視覚情報を活用することが効果的?「発達障害の学習法」

発達障害の子どもの中には、耳からの聴覚情報よりも、目からの視覚情報の処理能力のほうが得意とする子どもの割合が高いようです。

「授業で教師の話を聞いていても全然わからなかったけど、家で教科書や参考書を読んだら理解できた」という発達障害の子もいます。

発達障害の子どもによっては、人から教えてもらう学習スタイルよりも、独学スタイルの方が有効なケースもあるので、家庭教師や塾での個人指導スタイルが必ずしも有効とまでは言い切れません。

発達障害の本人の得意不得意、それぞれの特性に合わせて、より適切な学習支援をしたいものです。

うっかりミスが多いADHD【発達障害】

発達障害のひとつ、ADHDの子どもの場合、うっかりミスが多く、成績が悪くなってしまうケースもあります。

内容はある程度理解できているのに、テスト用紙に名前や受験番号を書き忘れる、マークシートで1つずつズレて記入してしまう、といったケアレスミスをしてしまい、成績が悪くなっている子どももいます。

こうしたケースは、ADHDの不注意優位型の子どもに多く見られます。

ADHDの子どものうっかりミスを減らすためには、名前と受験番号を書く、解答欄がずれてないか確認するなど、ミスや失敗を減らすことにつながるルールやパターンをつくるのも有効です。

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